キラキラと七色に茶髪と黒服と囁(ささや)きと笑い声と酩酊(めいてい)と円(つぶ)らな瞳とファンデーションが輝くネオン
むわっとする香水と酒造の臭いに目を閉じて、GWを過ぎる生暖かい夏の風に身をさらさらと泳がせれば浮かび上がってくる涙に滴(したた)る白磁の肌
1つ、1つ1つ君の肌の中に真摯(しんし)な塊が積もっていく喜びの、そして変革していく驚きの、君自身の過去への哀しみの涙
与えられた本能とあふれ出して止まらない程の欲望と情動の世界の中で金品に還元できない、直ぐに蒸発していってしまう白磁の涙
執筆者:藤崎 道雪