躑躅(つつじ)の枝はごわごわとしていて初めて逢った白磁の君のようだった家族の絶対的な愛ゆえの甘えと社会的犯罪への結びつきに、自己肯定と否定との間で暖かく激しい春の雨のように濡れていたこの身体と人生を投げ打って受け止る覚悟をしていたと半歳を過ぎてから長閑(のどか)に語って春雷のように君の瞳が流れ落ちてその水滴が別れ霜(しも)となってくれればと感じたりもする
執筆者:藤崎 道雪