最高のパフォーマンスが出せないで落胆し、最高の価値を、
と目をキョロキョロさせ、探し求めない井戸の中で身を守る人々に絶望させられる。
貴方はどこなんだ!
麻薬よりも優れたある行為が、私の平安を世界へと引きずり出してくれる。
モンローよりも美しいある人が、私の平安を歓喜へと連れ出してくれる。
世に産まれた経験よりも強烈な体験が、私の平安を揺れ動かさず、
眼前にあるこの世の物欲、名誉、異性、家族に繋ぎ止めてくれている。
貴方はどこなんだ!
嗚呼、私は此処で最高の価値ではありません。
嗚呼、私は貴方を振り返る余裕などありません。
嗚呼、私はほんの少しで、肉体か精神の死によって吸収されるだけなのです。
欲情もいりません。同情もいりません。正常も清浄もいりません。
貴方がいるのです。
貴方が何処かに、それは、何処でもないあらゆる所にいるのです。
吸収されようとする瞬間にだけ、大空の彼方を見ようとするにだけ、
僅かな流れの隙間にだけ、貴方が感じられるのです。
貴方が必要なんです。
貴方の側に居たいんです。
喜びも悲しみも共にし、一緒に歩いていきたいだけなんです。
貴方の顔を側に感じながら、喜怒哀楽、春夏秋冬を過ごしていきたいだけなんです。
そう、貴方は、取るに足らないほど小さくて、その程度の存在なんです。
貴方が、ネット世界そのもだろうと、同種の異性であろうと、あらゆる欲求の対象であろうと。
ホワイトピンクが私を惹きつけるのは、全身全霊を懸けたこの世の、たったそれだけなんです。
執筆者:藤崎 道雪 (校正H16.5.21)