■2004年09月21日(火)
  ― 充実の連休日記、その2 ―
 「充実の連休日記、その1」の続き。
●日曜日。私とBFにしては珍しく都内でデート。
 まずは東京国際フォーラムで開催中の「人体の不思議展」へ。プラストミック標本という新技術で作られた「人体解剖標本」がえんえんと展示されているの。
 コワイモノ見たさで行ってみたものの、想像以上のグロテスクさに頭がくらくら。いちおう全身のカタチをとどめている神経や筋肉の標本は、なんとか正視できたけど、全身の連続断面(いわゆる輪切り状態)や、胎児の標本は恐ろしくてとても見られなかったよ。展示の最後、出口近くで、脳の標本や全身標本を触れられるコーナーがあって、意外にもたくさんの人が並んでそれらを触っていた!ぞぞ〜っ!
 展示の標本を見て医学的な「カラダのしくみ」を知るのは大事なことかもしれない。けど、これだけ多くの「死体」を見て、「精神世界においての死」について考えずにいられなかったよ。人間は死んだらどこへ行くのだろう…、こんなふうに死後のカラダを切り刻まれ、そのカラダを、多くの視線にさらされ、多くの手に触れられるヒトもいるというのに…。
 丸の内の新しいビル「丸の内オアゾ」や、CDショップをブラブラしたあとは、映画鑑賞。私とBF、なんと初めての映画鑑賞デートで、なんだかドキドキワクワク。
 観たのは話題の「華氏911」。う〜ん、たしかに某国大統領はおバカさんかもしれない。でも、ムーア監督の言いたいこと&やりたいこと、わからないでもなかったけど、「どっちもどっち」的な映画だったなぁ。「映画」としては前作のほうがはるかにいい作品。退屈だったのか睡魔に勝てず、BFったらうとうと眠り出しちゃったし(笑)。
 「華氏911」は、真実もあるだろうけど、すべてが真実というワケではない、きっと。私たちは、ああいう映画も含めていろんなメディアを情報を、見て聞いて、そしてちゃんと自分のアタマで判断することが大事だと思うよ。
●翌日の月曜日は、父と姉一家とお墓参り。元気いっぱいの甥&姪のお相手で、ちょっとくたびれちゃった。
 コドモというのは、私にとってはホントに不思議なイキモノ。途中「忍者ハットリくん」の映画を観たい!とダダをこねて泣き出した甥にちょっぴり驚いたわ。だって「忍者ハットリくん」、全然面白そうじゃないんだもの。
 「たぶんね、その映画ツマらないと思うよ〜。あとで『お金と時間、もったいなかった!』って後悔することになると思うよ〜。だからヤメときなよ〜。どうせ観るならさ〜、もっと他のにしない?」と本気で説得する私。
 普通なら「もう!ダダこねないの!言うこと聞かない子は置いていくよ」とかなんとか言うシーンだろうけど。向こうからすれば、私の方こそ不思議なイキモノなんだろうな、きっと。




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