くまま 読みの日記
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2003年05月23日(金) 噛み付き

昨日、初めてパパが一緒にお迎えに行った。
空神は、何ともない普通の反応。

が、先生が「今日、空神君、お友達のこと噛みまくりだったんです。コーちゃんも、腕にちょっと痕ができちゃって・・・」
とのこと。
タイミングとしては、玩具の取り合いになったところだったらしいけど・・・
謝って帰って来たものの、帰り道はうつむきぎみで、それについては話したくない様子。

お風呂で、「どうして噛んだの?」と聞くと、帰り道では答えてくれなかったのが、手をだして、「コーセーくんがギュッってしたの」

「空神、そう言うときでも、噛んだらいけないよ。噛むのは、動物がすることと同じだよ。空神は人だね。人間だから、ちゃんとお口で、やめて、とか、やらないで、って言えばいいんだよ。ちょっと練習してみようか」
すると、「やらないでー!」と叫ぶ。
が、元々大きな声を出すのが得意でない空神。
「ちょっと声が小さいなあ」と言うと、「やらないでー!」と、もう少し大きな声で言う。
それを数回繰り返す。
「こんどギュッってされたら、やらないでーって、きっと言えるね」

が、母は噛んだ根本の原因を知っていた;

「空神、ママ、昨日も朝も、大きな声で 早くして!とか言って、ゴメンネ。怖かった? 空神、空神が怖かったり、嫌だったりしたら、ママにも そうやって言わないで、って、言っていいんだよ。 ママが怒ったら、ママに そうやって言わないでって、言ってね。 ママも気が付かない時があるんだ。 お願いね」

今日の夕方まで、本当に色々な原因が重なって、久々に鬱に入りそうなくらい、疲れていた。
十分な時間があるにも関わらず、それを上回る、道草やユックリやボーっとに、つい、本当に今までしたこともなかった、金切り声を上げた。
「空神!」と一言いっただけで、空神の顔色がサッと変わって、慌てて何も言わずに動作を早めるほど、キツイ、大きな声で追い詰めた。
そして、その自責の思いが、なおさら空神と離れた時に自分を追い詰めた。

子供のだだと同様、母も、この短く、するどい言い方が、子供を苦労なく操れることを、一度した時に無意識に知り、乱用してしまった。

ユックリ話す時間も、気持ちのゆとりもなかった。
いつでも空神に向けてきた笑顔を作るのが、とても苦痛だった。
笑顔でいるときが、一番自分に辛かった。
それくらい、本当に疲れていたの。

でも、そんなことは何の言い訳にもならないね。
自分のしたことの結果が、そのまま空神に出た。
それも、私が怖かったから、きっと私に出せずに、たんぽぽで出たんだね。

そして、「空神、空神は、明日は、もうお友達を噛まないように、頑張ろうね。ママも、怒らないように、頑張るからね。」と約束をした。

それでもやっぱり私は疲れてたから、辛かったけど、頑張って、出来るだけ以前のように笑顔で、空神に甘えさせた。
一緒にいる間中抱き締めた。
抱き締めるのは、簡単だったけど、笑顔でいるのは大変だった。
スゴク自分に嘘があったと思う。
でも、空神との信頼関係を、一刻も早く修復したかったし、そうでない間の自分は嫌いだったからね。

今日、お迎えのとき、先生に「今日、一回でも噛み付きましたか?」と聞くと、「今日は噛んでません。空神君、偉かったよね。先生が、悪い空神くんをギュッってとっちゃったから、空神くんは良い子になったんだよね」と、先生が空神のおなかから、グッと何かをつかみ出すようにやってくれた。
空神も「うん」と嬉しそう。
「良く我慢できて、偉かったね!」
もちろん、噛みつくような場面は毎日ある訳ではないから、そういうことが無かっただけかもしれない。
でも、そうじゃないと、母は思う。

母の中でも、ちょっと電話で世話話をしたら、気が晴れたようなところがあって、気持ちの疲れが取れてきていた。
いつも、朝起きると「疲れた」と脱力感を感じていたのが、回復しつつあった。

夜には、すっかり回復した。
空神のおかげだね、本当にゴメンネ、それから、どうもありがとう。


夜、ちょっと買い物に出たら、「爆竜戦隊!」と言って、アバレンジャーのふりかけを発見。
買うことにしたが、今度はアバレンジャーのカレーにする、と言って、手に持った。
まあ、ふりかけもどうせ使うしな、とどちらも買うことにした。
カートに乗ったまま空神はパパとレジを抜ける。
お金払って、袋に詰めて、帰ろうと、空神をカートに乗せたまま出口へ向かうと、空神が叫んだ。

「これまだお金払ってないよ!」
!!!
何と、空神の手には、あのカレー!

慌てて会計に走った母でした。

実は、たんぽぽの帰り際にも、昨日置いて帰って空神が悲しがった龍の赤い上着、先生が入れときましたね、と言ったら、「茶色のジャンパーは?」と空神。
そうだった、朝、茶色の上着着せてきたっけ;

ということがあり、思わず、
「空神〜〜〜、ママ、空神がいないと生きていけないワ〜〜〜」
と言った母でありました。





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