授業というのは、段取りどおりいっているか、生徒はのっているか、時間配分はいいか、気にすることだらけで、やるほうにとっては楽しいどころの話ではないのですが・・・。
今日は初任者研修の一環で道徳の授業をしました。 道徳は国語と似ているようで、まったく違うので、いつも、道徳の授業が近づくと、ゆううつ〜な感じで、昨日も、ほんとにうまくできるか気が気じゃなくて、夜も寝たんだか寝てないんだか。
授業の後に後指導と称して、見学に来てくださった先生方との検討があるんだけど、それを思い浮かべると、一ミリもミスできないぐらいの気分になって、ため息が出ちゃいます。 一番道徳の授業で難しいことは、押し付けになってはいけないけれど、導きたい結論はある、というアンビバレントなところで、その結論に生徒が自然にたどり着き、すっと心に落ちるように一時間を組み立てなければならないということです。
なにについて扱うかも散々迷って、昨日まで悩んでいたんだけど、「自分勝手ってどんなことか、どうして自分勝手なことをしてしまうんだろうか」ということをやってみました。
中学3年生だから、当然自分勝手な行動がどういうものか、それがやってはならないことだ、ということは頭で理解できているので、その表面的な理解をどれだけ深めて、実感を持って、自分自身に還元できるかが勝負でした。 他人の自分勝手な行動を批判することは誰にでもできるので、そこから一歩進んで、誰しも自分勝手なことをしてしまうものだが、どうすれば自分勝手をしなくなるだろうか、ということを考えてもらいたいと思いました。そして、やってみての感想なのですが、ものすご〜く楽しかった。
授業前の憂鬱が嘘のよう。 なによりも、生徒の反応に感謝! いつも国語でも自由に質問したり、発見をつぶやいてくれたり、私のボケに突っ込んでくれたり、と、すごく素直で、明るい生徒たちなんだけど、今日はまた、期待以上の反応のよさでした。
前述したように、押し付けずに、生徒の言葉の積み重ねが結論に自然に至るのが理想だから、自由に、積極的に意見を言ってくれて、ほんとに助かった。
しかも、楽しんでくれたんだよねえ。いっぱい笑った授業でした。
私もどんどん楽しくなっちゃって、ほかの先生が見ていることなんて、ぜーんぜん忘れちゃった。
授業が楽しいなんて、多分、初めてだぞ。 生徒と私、みんなで授業を作り上げることができたって、実感できた授業でした。
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