気のおけない人、というのはまったく心の隔たりがなく、心うちとけた人のことを言うんだって。 でも、気のおけないって、逆の意味みたいだよねえ。 ずーっと釈然としない言葉です。
今日は、国語科の先生たちで、ちょっと早い年度末お疲れ様会でした。お局先生の鶴の一声で、フランス料理のフルコースを食べに行くことになりました。 つたを這わせた瀟洒な洋館風の造りのそのレストランはあめ色に輝く木のぬくもりに満ちていて、品よく落ち着いた雰囲気。 個室に通され席に着くと、抜群のタイミングで給仕が現れ、流れるように準備が整い、会食が始まりました。 耳慣れない横文字の料理の数々は、当然のようにおいしく、一分の隙もないものでした。
そして、ワイン。きっと、川島なおみさん等ワイン通という方々が、ゾゾゾっとテイスティングして、「まるで森で若鹿にであったような・・・」とか、言い出すのはこういうワインのことなんだろうなあ、などと思いつつ、とてもおいしく、くいくいといただきました。
ほんの2時間前まで学校の騒々しさの中にいたのが嘘のような、リッチで静かな世界を堪能しながら、私は思いました。こういう特別な会食は気のおけない人とのとっておきでありたいものだ、と。
BGMすらない個室に響くのは緊張したナイフとフォークのたてる音と、無粋な職員室の噂話。 あんまりにもふつりあいでしょう。 せっかくおいしい料理をいただくのなら、マナーなんて気にせずに、楽しい会話に花を咲かせたいものです。 学校つながりのお付き合いは、居酒屋とか焼き鳥屋が分相応というものでしょうね。
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