教師として守らなければならない最低限の3つのこと。 「火事出すな。 けがさせるな。 うそ教えるな」
初めの二つはまあ、よほどのことがない限り大丈夫だけど、三つめはけっこう難しいんだよねえ。 正確なことを教えているつもりで、嘘を教えているということがある。 嘘を教えたことに気づいたときのきまりの悪さったら・・・。 しゅーん。ですわ。
中沢先生とお話しててこんなことを聞いた。 「私の教育実習なんてひどいもんでしたよ。 実習の前日に教科書ぽんと渡されて、実習初日からいきなり見学もなしに授業させられたんですから。 だから、もう、毎日、授業の始まりは、前日の授業の訂正です。ふふふ」
なんて、とても、朗らかにお話になっていて、ほええ。と思いました。
自分の誤りを改めることにまったく躊躇しない。 これはすごいなあ、と思います。
いつか、国語研究室に遊びに来ていた生徒が、おいたがすぎて中沢先生のクラスの答案用紙にコーヒーをこぼしてしまったことがありました。 しかも、そのこぼした本人がちゃんと謝れないもんだから、私が腹立っちゃって、 「ちょっと!ちゃんと謝りなさいよ。」 なんて言って謝らせようとしたんだけど、 「いいんですよ、いいんですよ。 そんな所にコーヒーを置いておいたのがいけないんですから。」 って。中沢先生本当に気にした様子もなく。 きっと、テストを返却するときに、自分がコーヒーをこぼしたって言って、生徒に謝ったんだろうと思います。
私にそんなことができるだろうか? 自分でしくじったことさえ正直に謝るのやだのに、人のやらかしたことまで自分の失敗だっていって責任を負うなんてこと。
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