そりゃあーもてるだろうさー。 もててもてて困るだろうさー。 女心を手のひらの上で転がしちゃうだろうさー。
友だちんちで鍋をつつきながら、『プライド』を見てしまった。 やんや、やんやの批評大会。 女三人そろえばかしましいヨ! 「もう、かっこいいー!! これからりんごすろ。りんごすってキムタク待とう!」 という子。 「ぎえーーー。」 と身悶える子。 賛否両論だったのですが、でもさ、結局のところさ、キムタクがどんな暴挙をはたらいたとしても、アリなんっすよ。
弱りきって、突然一人暮らしの女の部屋を訪れて、開いたドアの隙間からするりと入り込んでどかっと玄関に倒れこんじゃう。 「なんつーの。 やっぱり、自分が弱りきっている時って、きつい性格の女には会う気がしなくって、すべてを受け入れてくれるような優しい女に会いたくなるんだよな。」 なんて、あっけなく本音さらしちゃって。
まったくうまいよなー、と、異性ながらあっぱれと賞賛のまなざしです。 ああいうことをされて、ほだされない女はいない、と私は断言しますよ。 ころりと恋に落ちるか、 「なんてやつ!」なんて口では文句を言いながらも振り回されるか。 そんなのは表層のことであって、愛憎紙一重ですけん、どっちにしろ、女心をわしづかみっていう点で同じことですわい。
それが本当の恋愛に発展するかはさておいて、始まりとしては、かなり巧妙でうまい手ですよ。
世の男性で、自分はどうも恋愛のきっかけがつかめなくって、という方は、ちょっとやってみてもいいかもしれません。 例えば、ものすっごく真顔で、相手がご飯を食べている顔を見つめちゃうとか。 ものすっごくどうでもいいようなそぶりで、アドレス聞くとか。
ただ、気をつけなければならないのは、疑ってはならないということ。 どんなきざな台詞も、自信を持って言わないと効果ナッシングです。 自信は大切。 キムタクの自信は一体どこから来るんでしょうねえ? ケタはずれっすよ。 軽く富士山越えて、世界レベルです。
「おれ、すっげー、まじ冬はみかんしかないし。 自分も、みかんぐらいいけてるし」 ぐらい意味不明のことだって、強い自信を持って言われ続けると、なんとなくそんな気がしてきてしまうものです。
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