廊下で3年生とおしゃべりしていた休み時間、そのうちの一人がふざけて私のスカートをめくろうとしてきた。
なんだろ? 服装の話しをしていたんだっけ? 「先生、スカート短いー」 とか、言って。 「ちょっと、なにすんの、こら」 なんて、遊んでたの。
スカートめくりなんて、古典的だわー。 やりかえしてやろうにも、いまどき中学生はスカートをはかない。 学校ではジャージをだらっと着ている。 珍しくスカートをはいても、下にきっちりショートパンツをはいてガードしている。 体育館ですわるときには、たくましくあぐらをかいちゃったりする。 いはく、「パンツは見えないから大丈夫」 そういうことじゃなくってさー、スカートの中身がなんであろうとも、スカートの中は隠すべきところってもんでしょ。
私はスカートをめくられそうになると、反射的にそれを阻止しようとするけれど、もしかしたら、あの子達がスカートをはいていたとしても、めくられて恥ずかしがらないかもしれないなあ。 スカートめくりは、めくられて恥ずかしがるリアクションがなければ成立しないから、もはや過去の遺物となりかけているのかもね。
スカートをめくろうとしてくる女子と、遠巻きに見ている男子たち。 私の足なんて見て、何が楽しいんだろう? って思ったけど、そういうことじゃないのかもね。 男子は、今では珍しくなったスカートめくりという遊戯がものめずらしくて眺めていたのかもね。
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