きよこの日記

2003年12月02日(火) TVタックル見た?

テレビで教育問題を扱っているのを目にすると、
「あいたっ」
って感じで反射的にチャンネルを変える。
だって、教育現場にいながらも、教育全体を論じるなんておこがましいと思っているというのに、門外漢に訳知り顔でピントはずれの意見を言われたくないから。

でも、今日のテレビタックルは、いろんな視点、いろんな立場の人の考えを公平に取り上げていたからなかなか興味深く見られた。

私が日ごろ実感として危機感を抱いている問題が取り上げられていた。
それは、階層構造の固定化ということ。
親の所得と子どもの学力に相関関係があり、親の所得が多く、文化階層が高いほど、子どもは勉強が好きで、勉強が出来る傾向にある。
これ、すべてではないとしても、かなり信憑性のある仮説だと思います。

なぜ、このような傾向になるか、それは、高所得の親は教育に感心があり、塾など教育に多くを費やす。
また、自分がやってきたように、勉強をちゃんとして、学歴を得れば、多くの収入が得られるという意識が高い。

まだ、詰め込み教育の時代は、低所得の家の子どもにも、学校から山ほど宿題が出されるため、本人の資質とやる気しだいで階層構造を覆すことができていた。
だが、学校で多くを教えなくなった今の時代、勉強をやるのもやらないのも、子ども自身、あるいは家の方針に任されてしまっている。

すべて任されている、ということがいいことなのか、憂うべきことなのか・・・。

日本は比較的階層構造のない社会だったはずだが、ここにきて抗しがたい階層再生産のスパイラルにはまってしまっている。
高所得者の子どもは高所得、低所得者の子どもは低所得。

勉強だけは、すべての子どもに与えられた自分を発揮するチャンス、不遇な境遇を打破してのし上がるチャンスだって私は思っている。
今、私はゆとり教育のまっただ中にいるけれど、でも、この希望は失いたくない。
一人一人の夢をかなえるために、その力を蓄えるために、いろんなことを教えてあげたいと思っている。


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