感想メモ

2018年07月13日(金) ブラックペアン


 ニノくんの演技が好きなので、見ることにしたものの、悪役っぷりがあまり好きになれず…。

 話も最初の方は手術シーンとかがすごく精巧すぎるのと、血がバーッと出てるのに、医師たちがおろおろしていて何もしないとかのシーンが多くて、病院で手術はしたくないなーとついつい思ってしまった。

 東城大医学部付属病院の医師・渡海征司郎(二宮和也)は、少しアウトローだが、凄腕の外科医。他人の手術のミスもお金で解決する金の亡者だった。

 東城大の外科教授・佐伯清剛(内野聖陽)は神の手を持つ男として最高権威者であった。彼は手術が成功するときに必ずブラックペアンという器具を使う。

 そこにやって来たのが、ライバルの帝華大学から送り込まれた高階権太(小泉孝太郎)。彼は帝華大の外科教授・西崎(市川猿之助)にインパクト・ファクターを取るようにと命じられた。東都大で、最新医療機器・スナイプを使った心臓手術に取り組み論文を書くのが高階の使命だった。

 研修医の世良(竹内涼真)は、渡海のもとにつくことになるが、渡海は世良はすぐに辞めるだろうと何も教えようとはしない。医師として何もできない自分に落ち込み、進路を迷う世良に、高階はアドバイスをする。

 二つのライバル大学は、次の理事長戦でどちらが理事を取るかを争っていた。論文を掲載し、最後に自分の名前が載る数が多い方がインパクト・ファクターを得られて、理事長戦に有利になるのだ。

 論文のためには、患者の命なんてどうとも思わないような描写とか、医者不信になりそう。

 そして、心臓手術をする場所だから仕方ないのかもしれないが、渡海の母親が心臓病になったり、挙句の果てには佐伯教授までもが心臓病で倒れる…。

 うーん…。都合がよすぎるような…とつい思ってしまったが…。

 渡海は教授に尽くしているようで信じていない。それには過去の出来事が関係あるようなのだが…。

 ということで、かなーり佐伯教授は悪っぽく描かれていたけれど、最後は結局何だったんだろう? この人はいい人で、インパクトファクターがほしかったのも理事長になったら病院などの組織を改革できるからなりたかったということなのか?

 なんか患者はものじゃないし、もう少し患者のことを考えた治療をしてもらいたいものだなーと思ってしまった。そういう意味では高階や世良みたいな先生が増えるといいのかもね。

 それにしても最近の医療ものは手術シーンがリアルすぎる。ここまでリアルじゃなくてもいいわ、私…。


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