感想メモ

2015年07月08日(水) アリスのままで

 50歳の誕生日を迎えたアリス(ジュリアン・ムーア)は、愛情あふれる医者の夫・ジョン(アレック・ボールドウィン)と3人の子供たちに祝福される。

 長男のトム(ハンター・パリッシュ)は父と同じく医者を目指し、長女のアナ(ケイト・ボスワース)は法律の勉強をしていたが、結婚相手の子供を産むべく不妊治療中。

 優秀な二人とは違って一番心配しているのは次女のリディア(クリステン・スチュワート)。演劇をしたいとロサンゼルスで一人暮らしをしているが、売れている様子はなく、高学歴の家族の中で一人学歴にこだわらない。アリスはリディアに大学に行ってもらうことを望んでいるのだが…。

 アリス自身も大学で言語学の教授を務め、世界中を講演して回るような頭の切れる女性である。

 ところが、そんな彼女に異変が。ちょっとした単語が思い出せない。自分のキャンパスをランニング中に迷子になる…。

 彼女は心配になり、一人で神経科医にかかるが、検査の結果、彼女は若年性アルツハイマーであることがわかる。それだけではなく、これは家族性のもので、50%の確率で遺伝し、もし遺伝した場合は、100%発症するという恐ろしい病であった。

 子供たちはDNA検査で病気が遺伝しているかを調べることはできるが、それは各自にゆだねられ、トムとアナは検査を受け、アナが陽性であることが判明した。それでも、アナは不妊治療を続け、双子を授かる。

 病気のせいで大学も辞めざるを得なくなり、毎日することがなくなったアリス。

 知識を追い求めることで自分というものを確立してきたアリスが、日々、言葉を失い、記憶を失い、自分がなくなっていく恐怖は想像を絶する。

 彼女は、自分が何もかもわからなくなったときには、死のうと思い、自分にビデオレターを残すが…。

 愛する夫に仕事を1年休んでもらって、一緒に最期の時を過ごしたいと思っていたアリスだったが、それもかなわなくなり…。

 でも、どんどん忘れてしまい、そんなことすらわからなくなって…。

 最後には一番そりが合わなかったはずのリディアが歩み寄ってくれて…。

 若年性アルツハイマー…。今の医学ではまだ治療法も確立されていない。アリスの子供たちが発症する頃には、少しでも医学の進歩や発展で、この病が克服されていればいいのにな…と思った。


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