2014年07月11日(金) |
一度、死んでみましたが 神足裕司 |
神足裕司 集英社 2013
精力的に活動をしていた神足裕司は飛行機で移動中にくも膜下出血を起こし、かろうじて命を救われるが、後遺症が残ってしまった。
自分では思ったように体を動かせない、話すことができない、そして、出来事をすぐに忘れてしまう。
けれど、書くことは彼にとって最大のリハビリだった。
書いたことを1時間後には忘れてしまうかもしれないけれど、書き続けるうちにどんどん脳の一部がつながっていくような感覚で、驚異的に回復していったのだ。
今もできないことはたくさんあると思うけれど、書くことはぜひ続けてほしいと思った。
家族や周りの人の献身的な介護に頭が下がる思い。
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