感想メモ

2013年12月25日(水) 天翔る  村山由佳


村山由佳 講談社 2013

STORY:
幼い頃、母が出て行き、最愛の父までも失ったまりも。学校でのいじめが原因で不登校になった彼女を救ったのは馬との出会いだった。乗馬の才を現したまりもはエンデュランス競技の世界へ足を踏み入れることに。

感想:
 小学生のまりもが不登校となり、近所の同じく心に傷を負った貴子の勧めで乗馬をすることになる。

 心に傷を負った人同士がお互いに踏み込むことなく、馬を通して自然に触れ合う。

 もっとすんなりストーリーが進むかと思いきや、まりもは学校に行けるようになったかと思ったら、また行けなくなったり、ふさぎ込んだり…。

 でも、エンデュランスという長距離を馬をいたわいながら完走するというレースにかかわるようになって、まりもは少しずつ変化を見せ始める。

 馬の世界はあんまりよくわからないけれど、馬と人との信頼関係とかすごく必要なのだろうなーと思った。

 まりもがこの先強く生きていってくれるといいなぁ…。

 あとは貴子と志渡の関係も進展するといいんだけどね…。


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