| 2012年04月25日(水) |
スウィート・ヒアアフター よしもとばなな |
  よしもとばなな 幻冬舎 2011
STORY: 交通事故で生死の境をさまよった小夜は、なぜか幽霊が見えるように。同乗の恋人は帰らぬ人となってしまったが、毎日が前とは違っていて…。
感想: あとがきによると、この本は震災で被災された方などに、少しでも癒しを与えられたら…という気持ちを持って書かれたようだ。
とても穏やかな文章、穏やかな空気…。
臨死体験をして、世界が変わって見えた主人公。そして、残された人たちが悲しみを乗り越えていく様…。
すべてが本当にいい感じに描かれていて、身近な人を亡くした方、今、辛い気持ちでいる方に読んでもらえたら、しっくりくる人もいるのではないかと、本当にそんな風に思った。
若い頃、吉本ばなな(今はよしもとばなな)がブームだった。その頃は、全く読もうとも思わず、今も、ほとんど読んだことはないけれど、この作品の不思議な透明感みたいなものに触れて、ああ、あの頃、読んでおくんだったかなー?などと、いまさらながら思ったりもする。
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