2008年11月14日(金) |
P.S.アイラヴユー |
なんだかこの秋は泣ける映画が多い気がして、これも号泣しそうで、どうしようかためらったものの、見に行って来た。
確かに泣ける…。けど、明るいノリの場面が多いので、泣いて、普通に戻って、泣いて、普通に戻ってみたいな…。でも、いい映画で見てよかったかな。
ホリー(ヒラリー・スワンク)は夫のジェリー(ジェラルド・バトラー)を脳腫瘍で亡くしてしまう。引きこもりになるホリーのもとに30歳の誕生日の日にプレゼントが届く。それは夫ジェリーからのもので、その後も手紙が届くから、指示どおりにしなさいというメッセージ付きだった。それから本当に手紙が届き、ホリーはその通りのことをしていくが…。
大切な人を亡くしたことのある人なら、その悲しみから立ち直るのにどれだけ時間がかかるか、そして、その立ち直りにも波があるということがわかるのではなかろうか。
この映画は時に前向きになろうと思い、時にやっぱり無理で死んでしまおうかと思うような絶望を感じたり…という心の機微をヒラリー・スワンクがすごくうまく演じていたと思う。
ホリーを影に日向に見守る友人たちや母(キャシー・ベイツ)もとても現実味があった。
自分は愛する夫を亡くし、夫との間に子供を持つこともかなわなかったけれど、友人が結婚することになったり、赤ちゃんを授かったりするという報告に、おめでたいことだけれど、素直に喜んであげられないのとか、なんだか胸が痛かった。
まだ30歳…。これからも前向きに生きていってねとエールを送りたい最後だった。なんとなくいい感じの終わり方だったのも好感が持てた。
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