感想メモ

2003年03月11日(火) 続 ハリー・ポッターと炎のゴブレット  J・K・ローリング

 昨日書くのを忘れたことを思い出したので追加です。(もちろんネタバレあり)

 マッドアイ・ムーディのこと。彼は結局クラウチの息子だったわけだけれど、すごくわからないことが一点あった。それは、彼が闇の魔術に対する防衛術の授業でハリーたちに決して使ってはいけない3つの呪文を教えたこと。特にハリーには服従の呪文を打ち破る方法を教え、その実習を何度もやらせている。

 もし彼がこの授業を行っていなければ、ハリーは最後のヴォルデモートとの決闘の部分で服従の呪文を簡単には打ち破ることはできなかったはずだ。そして、ヴォルデモートの腹心の部下としては、ハリーに服従の呪文を破ることを教えるということは、自分の主人の呪文を効かなくするのと同じことで、本来なら教えないでそのままにしておく方がよかったはずだと思うのだ。この部分は最後まで疑問だった。

 こういう術に対する対処の方法などを授業に取り扱い、味方だとばかり思っていた人が敵だった、さらに、無実を訴えてアズカバンに入れられたけれど、やっぱり無実じゃなくてヴォルデモートを信奉していたというのも、とても恐ろしいんだけどね・・・。


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