夕菜の日記
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夕菜



 流産手術〜その1〜
2004年05月04日(火)

は〜安静も疲れるねぇ(^O^)
なんて贅沢♪
とうとう流産手術を経験してしまい
またまた人生経験ひとつ豊富になっちゃいましたわ(^^ゞ

車を降りて、夜間休日入り口へ回る夫婦ふたり…。

「あ、先ほどお電話した小早川ですが…」と言うと、
2階へエレベーターで上がってください。と言われる。

2階ってまだ行ったことなかったなぁ〜。
分娩室とか、新生児室とかいろいろあるところでしたねぇ〜。

おお〜かわいい赤ちゃんの声が聞こえるっ。
あ!新生児室だ〜。
おお〜見える見える!めっちゃめちゃかわいいっ(^O^)

あ〜あの子…にいちゃんが赤ちゃんの時にめちゃめちゃそっくりやわ!
ほら…あの子。目とか…。

……。

テンション高めです。

やっぱり、テンションあげとかないと堕ちていきそうですからねぇ…。

電話したときから、一応は冷静でしたけどね…。
「あの〜小早川ですが…。今朝6時ごろに少しなんですけど出血がありましてね〜
まだ少しなんですが…ちょっとお腹の痛みも出てきた感じなんですけど…」

あ?え…と?…と電話の向こうのとまどいの声。

はっ♪と気がつく経産婦の夕菜さん。
出血とかお腹の痛みとかだけ言ってもね〜

出血=おしるし
お腹の痛み=陣痛

ということで、出産間近の妊婦さんかと思われちゃいますだよ。

で、慌てて付け足す親切な私。
「あ〜出産じゃないんですよ〜。
もう心拍動が確認されてなかったのでね〜うんぬん」と、
諦めの心境で語り…

出血があれば、やはり早急に診察に来ていただきたい…とのことで
病院行きとなったわけです。

診察中エコーをじ〜っと見る私。
まず赤ちゃん見てるなぁ〜。ち、ちいさい…
あっという間に見るのやめたね(-_-;)
そして卵巣見てるなぁ〜
お!先に卵巣のサイズ測ってるなぁ〜なんか、てんてんてん…って
測るんだよね。あいかわらず60mmか…。
あ、今度は場所移動して赤ちゃん測ってる〜。
てんてん…8mm??はぁ〜やっぱり。

何回か見てたら分かっちゃいましたね。

で、夫と共に先生からの説明を受ける。

「赤ちゃんねぇ…やっぱり成長してないですわ…8mmかな」と一言。
ち、縮んでる(-_-;)

そう。成長が止まってしまうと、ちぢんでしまうそうです。

残念だけど、心臓ドキドキまでいかなかったんだね…。
2ヶ月間よくがんばったよ。

残念だけど…流産。
流産にもいろいろ種類があるのね。
完全流産だと子宮の中が全部外に出てしまうものを言うから、
特別に処置をしなくても完全にさようなら…状態なのでしょうか。

でも、私の場合は子宮の中に赤ちゃんが残っているから、
今、少しだけ出血を始めたということは、流れはじめてる…ってことだけれど、
このままじ〜っと大出血を待つのは危険。
中途半端に残ってしまうこともあるし…こういうケースは早急に子宮の中を
空っぽにしなくてはいけないのね。

休日だけど…
早い方がいいと思うし…というお医者さんの勧めもあって、
今日か…明日か…と言われたので
「じゃ、今からで。」と潔く手術を決めたのでありました。

いやぁ〜やっぱり初めてのことはドキドキしますな。

まず子宮口を広げるためにラミナリアという海草のようなものを挿入。
ここで、広がるまでに個人差があるらしく3時間から6時間かかるんだって。
きっと帝王切開でなく赤ちゃんを産んだ人は早いでしょう。
私は10時ごろでした。

あと、麻酔をかけるから…貧血の検査をしておきたい…とのことで
採血。

うっ…ちょっと下手くそぢゃん。
腕いたいよぉ(>_<)

そしてひたすら部屋で寝て待つ。
急だったのでなぜか「研修室」という名前の部屋。
ま、休むだけだからどんな部屋でもいいんです♪

麻酔をかけるから水分を取るのも12時までにしてください…と言われ、
昼食も食べずにひたすら待つ。
つわりが残っている私としては空腹との戦いがめちゃめちゃつらいんだけど(>_<)
考えないようにして雑誌を読んで過ごす。

はぁ〜いつ呼ばれるのかしら…
…と思ったら2時を過ぎた頃、「点滴して準備しはじめますね〜」と声をかけられ
部屋を出る。

げっ…


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痛いのはいやぁぁぁ!

何度も腕を叩いて、
何度も首をひねって…
ん〜細いのでね…この辺に〜とか言ってます!!

あ〜た!
私は悪いけど、血管はよ〜くみえててとってもやりやすい人なのよ!

採血でもベテランの看護師さんが「ああ!ちょっと〜○さん!」って
新人さんらしき人を呼んで「やってみなさいな〜」って
実験台にされたこともあるんだから。

失敗は嫌だからねっ!ったく。

……。

ま、無事成功に終わりました。

分娩室で左腕に点滴。
指先に心拍数と酸素濃度がわかる機械をつけ…

右腕には血圧計。

両手が不自然に固定されている感じで、力が入ります。
しかし…いろいろ薬やら何やら用意するものが多いらしく、
看護師さんたちはバタバタと取りに走りまわっております。

専門用語でよくわからないけど、
○○は?これでは足りないかなぁ〜ああ〜微妙やねぇ〜
じゃ、下に取りにいきます〜あ、新生児室にあるんじゃない?
△は?ここにあります。あ〜ちょっと大きいですかね?
エプロンは?

いや…どうでもいいんですけど、私を呼ぶ前に用意してくれんかね?

…ていうか、さっきから機械の音がピーピーとやかましいんですけど。
これでは心拍数が危なくてご臨終間近の人って感じですやん?
どういうこと?

…と思ったら「新生児設定になってるわ〜」看護師さんの声。
やっぱりな。
新生児と私の心拍数が一緒でどうするんだいっ。
そりゃ〜新生児が私くらいの心拍数だったら危険だわな〜。

でも、いろいろ感じても患者さんはおとなしいものです。

「大丈夫ですか?」といろんな意味でおっしゃる看護師さんの声に
「はい…」と答えるだけの小心者の私。

そして、いよいよ先生の登場です…。

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