○戯言No.975
リーガエスパニョーラも最終節を迎えました。
リーガの主役はバルサでした。国内ではリーガと国王杯の2冠。
そしてCLも制覇とスペイン初の3冠王者となりました。
さて、今日の話題は得点王。
快調に得点をあげ続けてきたサミュエル・エトー(バルセロナ)。 誰もが彼の得点王は確実だと思っていました。 だって、ほぼ1試合に1点ペースのハイペースでゴールを積み重ねてきたのですから。
対抗馬はビジャ。しかし、チームが今ひとつ波に乗れないうちにゴールも減少。 終盤はチャンスメーカーになってた感がありますねぇ。そこがビジャのいいところでも あるんですけど。
代わって、得点王争いに名乗りをあげたのは
 ディエゴ・フォルラン。
4/23日のラシン戦を皮切りに最終節まで怒濤の7試合連続ゴール!
CL決勝へ向けて、主力温存でリーガを戦うバルサ。 エトーはそんな中フル出場するも、足踏み。PKを決めきれなかったり、 ポストやバーに嫌われたりとゴールから見放されるはめに。
そんな中フォルランは、7試合で12ゴールと量産。 豪快なミドル、繊細なタッチでのゴール。右足・左足・ヘッドと ゴールパターンも様々にストライカーとしての能力をいかんなく発揮。 5/23のビルバオ戦でのハットトリックでついにエトーを逆転。 最終節も豪快なミドルをたたき込みほぼピチーチを手中にしました。 多分ゴールデンシュー(欧州最多得点)も彼のものでしょう。
アグエロとのコンビネーションは抜群で、互いの特徴を活かしながら CL出場権獲得に貢献しました。
ビジャレアル時代の'04〜'05シーズンに続く2度目のピチーチです。
終盤の彼はため息が出るほどすばらしいゴールを連発しました。 おめでとうフォルラン。
エトーに獲って欲しかったけど、フォルランの決定力には脱帽です。
得点王争いには加わっていないのですが、決定力という面で終盤 ものすごくネスタッチが気になったのが ビジャレアルのジョセバ・ジョレンテ。
今期はビルバオのフェルナンド・ジョレンテがブレイクしたし、途中で怪我で 戦列を離れることもあったためいまいち目立たない存在ではありました。
しかし、いて欲しいところにいる。ボールが勝手にやってくる。 その嗅覚たるやすさまじいものがありました。
バルサにカンプ・ノウでの優勝を決めさせなかったロスタイムのゴールも 含めて、非常に泥臭いゴールが多く華麗なFWではありませんが 相手DFにとってはとても手強い相手に見えました。 来期も注目したいです。
そのほかにも レアルで孤軍奮闘のイグアイン。 アルメリアのエース、ネグレド。 セビージャ不動の柱、カヌーテ。 ラシンで蘇ったジギッチ(移籍後13ゴール、移籍前ノーゴール)。
今期もすばらしいゴールをありがとう。 来期も楽しませてください。
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