○戯言No.954
ここのところ、試合を見てはいるのですがチョコ(バレンタインだけに:寒)っとしか 話題にしていなかったバルセロナのことを久々に書きたいと思います。
開幕前、そして開幕戦、2戦目と勝利をあげられなかった時期には
「やはり時期尚早だった。」 「ペップ(グァルディオラ)ではムリだ。」
というような感じで受け容れられたジョセップ・グァルディオラ新監督。
しかし、3節目からは負けなし。2位に12Pの大差をつけてリーガで独走を 続けています。
やっているサッカーがライカールト時代と変わったかといわれれば 特に大きな変化はないとは思うのですが、選手のモチベーションは雲泥の差です。
エトーが完全にモチベーションを取り戻しピチーチ(得点王)へむけて驀進中。 メッシが10番を背負い完全に独り立ち。自らのプレイで敵を引きつけ、 味方を上手に使い始めました。 そしてアンリ。アーセナル時代のトップフォームとはいいませんが、 それでも、2シーズン目を迎えて明らかになじんだ感があります。
この3トップがそろい踏みしたときの破壊力はヨーロッパ随一でしょう。
それを操る、シャビはEuroでの優勝、MVPを経て、完全に円熟の域へ。 イニエスタも怪我はしたものの相変わらずの安定感。 トゥーレもケイタも期待通りの活躍。ブスケツの予想外の活躍も見逃せません。
守備陣ではピケが主力級の活躍。マルケス、プジョルもベテランらしいプレイで 安定感をもたらしています。間もなくミリトも帰ってきますしね。 アビダルのバックアップがシルビーニョだけってところはちょっと心配では ありますがプジョルもできなくはないし。ピケもまあ行けるでしょう。 カセレスもレフティなのでね・・・(危なっかしいところはありますが)
なんといっても新戦力の中で堂々の主役を張っているのが ダニエウ・アウベス。 おまえのポジションはどこなんだ?って聞きたくなるくらい前掛かり。 メッシとの右サイドは相手にとってどうしようもないです。 周囲との連携がかみ合い始めた当たりから凄みが出始めました。
守護神はバルデス。ポカも減り、安定感増しました。 代表には縁がないようですが、それでもカシージャスやレイナに劣っているとは 思いません。
グァルディオラは優秀なモチベーターだなぁと思います。 戦力外として放出候補に自らあげたエトーをあれだけ完全に復活させるのですから。 カンテラを重用するのも好印象ですね。 長い目で見て絶対に必要なことですし、選手層が厚くなるのはいいことです。
明日は、アウェイのベティス戦。 バルサのカンテラ出身のS.ガルシア、サラゴサ(2部)から復帰のR.オリベイラ など好選手を揃え、前節アンダルシア・ダービーを勝利した勢いは バルサを止められるのか?
またしてもバルサがねじ伏せるのか。面白い試合になりそうです。
|