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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2006年09月07日(木)
【S-League】ネスタッチBARCA SPORT Vol.7

<今日の更新> ○戯言No.775

前節はPSG(都監督)の後半の猛攻を凌ぎきって、なんとか勝利をものに
した我がバルサ。
今節は、レッジーナ(Ayum監督)が相手。
連勝を飾り、首位をキープしたいところ。

〜前半雑感〜
思ったような立ち上がり。
コラーのポストプレイはいつも以上に安定感を見せ、DFを背負った状態での
ボールキープも正確。そこから右のファルファンへ何度もパスが通った。

しかし、そこからの展開がうまく行かず、なかなか得点機を作れないバルサ。
守備面では、いつものようにデコ、エッシェンといった中盤の選手の
プレスが効いており、最終ラインのプジョル、ネスタのカバーリングも
的確で安心して見ていられる前半だった。

警戒していたカラッチョロがサイドに流れることも多かったのも助かったか。

全体的に押し気味だと思うが、崩しきれないフラストレーションの
溜まる前半だった。

〜後半雑感〜
後半開始早々にここまでは、いい動きを見せていた守備陣がミスから
大ピンチを招く。しかも、キャプテンのプジョルが・・・
不用意なネスタへの横パスをカットされて、カラッチョロのシュートを
くらうという最悪の展開。
ここは枠をそれて助かったが、肝を冷やした。

その後も浮き球パスからフラーキのシュート、中田のFKと
何度かピンチを迎えるが、枠をそれてくれてなんとか事なきを得るバルサ。

中盤は制しているもののなかなか決定的なチャンスを作りきれない展開に、
ネスタッチ監督が動く。

「ズラタン・イブラヒモビッチ! No.9!!」

場内にコールが鳴り響いた。
ここまでベンチを温め続けたストライカーがついにピッチに登場。

コラーと比べるとさすがにポストプレイの精度という面で見劣りはするが、
コラーよりさらにPAに近いところでのプレイが多く見られ、ゴールを
感じさせるさすがの存在感。

更に、ここまで好調だったファルファンに代えてマカーイも投入。
前線に二人のターゲットを置く、攻撃的な采配を見せるネスタッチ監督。

その起用に応えたのは終了間際の87分。
右サイドで強引にボールを奪ったマカーイが中央に折り返すと
そこで待ち受けていたイブラがダイレクトで右足を振り抜く。
ボールは鋭い弾道でゴールに突き刺さり待望の先制点。

なんとかそのまま凌ぎきったバルサが連勝で首位を堅守。

初出場初ゴールのイブラヒモビッチの談話
「なんで、オレを使わないのかっていつも思っていた。もちろん
 ヤン(コラー)はいい選手だが、オレだって負けちゃいない。
 これが、今後の起用につながるゴールになると信じている。」

ネスタッチ監督の談話
「前節は選手起用を躊躇しているうちに苦しい展開になったので、
 今日は早めに動こうと決めていた。これまで腐らずにきっちりと
 コンディションを整えていたイブラがゴールを決めてくれてうれしく
 思う。(今後、どうするのか?と聞かれ)う〜〜ん。少し考えさせて
 くれないかい?難しい問題だ。しかしコラーもイブラもどちらも
 重要な選手と考えていることだけは間違いないとだけは言っておくよ。」


次節展望
次節の相手は、PSV(にゃんこ監督)。
こだわりのチーム作りが目を引くチーム。
2トップは補完性抜群のニステルとメッシのコンビに要注意だ。
更にゲームメイクをするデコとファン・デル・ファールト、
最終ラインにも、カンナバロとルシオという素晴らしいコンビ。
苦戦が予想されるが今節の勢いで凌ぎきって欲しい。