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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2006年09月03日(日)
【S-League】ネスタッチBARCA SPORT Vol.6

<今日の更新>  ○戯言No.774

お待たせしました。S-League第4節分をお送りします。

前節は、押しに押しまくったもののピオホの一発に
やられてしまい、無念のドローに終わった我がバルサ。
今節は、都監督率いるPSGが相手。
アンリ、ジダン、ビエラといったフランス勢を中心に、多彩な
攻めを見せる好チーム。

〜前半雑感〜
序盤は、PSGペース。特に左サイドのヴィセンテが積極的にしかける
場面が多く目立った。そのためバルサは右サイドのスタンコビッチや
ファルファンが押し込まれてしまうことが多く、苦しい展開を強いられた。
また、PSGのヴィエラ、ダービッツのボランチコンビにも攻守に
苦しめられた。特にダービッツは、パスカットからドリブルで持ち込まれるなど
危険なプレイヤーだった。

右サイドのスタンコビッチとファルファンが押し込まれたため、
バルサの攻撃は左にシフトしていく。中盤のデコ、エッシェンを経由して
オーバーラップしたキヴ、ロナウジーニョといったところにボールが
回り始める。
コラーのポストプレイもいいところを見せ、徐々にペースを奪い返していく。

そして先制点。
パスがしっかりつながっての先制点。
プジョル→キヴ→デコ→ロナウジーニョ→ファルファン→デコ
と左→中央→右→中央とパスが展開。
最後のデコのスルーにはここまで好調のダービッツが守備に入ったが、
足に当たってこぼれ球がロナウジーニョの前へ・・・
これをワンステップ入れて落ち着いてゲット!!

待望の先制点が前半終了間際に。
PSGとしては守備の人数が揃っていただけに悔やまれる失点か。

〜後半雑感〜
後半は守勢に回ってしまったのか押し込まれっぱなしのバルサ。
前半は全く消えていたC.ロナウドが突如目覚めたかのような突破を
しかけていき、右サイドから攻撃を作られていく。
20分過ぎには、ロナウドから中央のアンリに折り返され、
DFが引っ張られてしまい、フリーになったフォルランにシュートを
撃たれてしまうが枠を捉えず、事なきを得た。
セカンドボールをジダンやダービッツに拾われて、両サイドに展開
されるいつ得点されてもおかしくない状況が続く。

最後まで、ネスタ、プジョルが体を張って集中したDFを見せて
無失点に抑えたものの、後半は反省の残る試合展開だった。

プジョル主将の談話

「無失点に抑えたこと自体はうれしく思うが、後半に関しては
 バルサらしいとは言えない試合だった。ミーティングでみんなで
 話し合いたい。」

ロナウジーニョの談話
「(先制ゴールをあげて)勝利に貢献できてうれしく思う。ただ、
 カルレスも言っていたように後半は、僕たち攻撃陣がもっと
 前線でボールをしっかり展開しなければならなかった。ダービッツ
 ヴィエラは手強い相手だった。」

ネスタッチ監督の談話
「後半も前半のように中盤を制することができればもっと楽な試合が
 できたのだが、中盤の運動量が落ちてしまったところで押し込まれて
 しまった。交代も含めて次節以降の用兵を考えていきたい。
 ともあれ、勝ち点3は大きい。首位?まだまだ順位を気にするのは
 早計というものだよ。(笑)」

次節展望
次節は、Ayum監督率いるレッジーナ。
プロビンチャとはいえ、有能な選手を数多く揃えた侮れない相手。
CFのカラッチョロは若手ながら、高さスピード、決定力を
高いレベルで保持している有望なFW。十分に警戒が必要だ。
またフォーメーションも個性的。前線からのチェックがかなり
厳しいようで、そのチェックをバルサ攻撃陣がいかにかいくぐっていくかにも
興味が集まる。
中盤の底に入って攻撃を牽引する中田にも要注意だ。