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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2006年07月10日(月)
【W杯】アッズゥゥゥゥゥゥゥゥルィィィィィィ!!!!追記(7/15)

<今日の更新> ○戯言No.741  ○戯言No.742(7/16追記)

今更ながら、ようやく90分を見終えました(^_^;
今週は気持ちよく週明けを迎えたものの、仕事が立て込んでいまして
帰るとバタンキューな日々でした。

いろいろと語り尽くされた感もある、決勝戦を今更って感じもしますが、
さてさて、90分を見てのネスタッチの雑感。

感想1「守備」
どちらも守備は見事でした、特に最終ラインは最後のところで、
決定的な仕事をさせないという素晴らしい出来。
カンナバロ、マテラッツィもテュラム、ギャラスもさすがでした。
更に、見事だったのは中盤。
ガットゥーゾとマケレレ。ホントに凄い。こういう選手がいないと
チームは困るんですよね。汚れ役。

感想2「得点シーン」
マルーダの飛び込みに、マテラッツィは足をよけているのでファウルじゃ
ないんじゃ・・・って思いましたが、それはビデオでのこと。
あの位置で(間違った位置ではなかった)主審が見たらPKでも仕方ない。
その分、ヴィエラを抑えてたようにも見えたマテラッツィの同点ゴールも
おとがめなしだったし、おあいこ。

感想3「選手交代」
イタリアが先手先手を打ったとはいえ、どれも決定打にはならず・・・
逆に二人残したまま延長に入れたフランスの方が有利とも思えました。
でもリベリは残しておいた方がよかったかなぁ・・・
本当に決定的な仕事してましたからね。
代えるならスピードのあるヴィルトールの方が怖かったかも。
まあ結果論ですけれどもね。

感想4「決定打」
試合を決めたのはジダンの退場劇とも思えるのですが、それよりも
重要だったのは後半開始早々のヴィエラの負傷交代。
これがフランスには痛かった。ヴィエラとマケレレのコンビは強いし
怖かったですもの。ディアラも確かにいい選手ですけど、攻撃面で
ヴィエラほど貢献はできず・・・

感想5「それでも」
流れはフランスだったように思います。試合全体を通してフランスが
押し気味だったかなと。ただ、イタリアも最後のところでカンナバロが
体を張った守備を見せましたしね。

90分のことじゃないけど・・・
感想6「PK」
ジダンもヴィエラもアンリもいないPK戦。
ブッフォンとバルテズの純粋なGKの能力の差。
いろいろな面で見て、イタリアが勝つべくして勝ったPK戦。







不覚にも、寝過ごしてしまい。起きたときには延長戦でした。
仮眠のつもりが・・・しっかり本眠でした(;^_^A アセアセ・・・

でもまあ、何はともあれ。

アズーリ優勝!!!

あれだけアズーリを苦しめつづけたPK戦。
しかし、今回は全員成功。
最後のキッカー、グロッソは外す雰囲気が感じられませんでした。
(というか今日のGK2人とも止められる雰囲気が無かった。)
フランスで唯一外したのが、Euroでゴールデンゴールを叩き込んだ
トレゼゲってのもなんか因縁めいていますね。
ここまでブッフォンとともに、MVP級の活躍をしたカンナバロ主将が、
高々と掲げたジュール・リメ杯。
あのリビング・レジェンド、パオロ・マルディーニですら届かなかった
ジュール・リメ杯。



90分間のことは、見ていないので書けませんが・・・

同点ゴールを決め、ジダンを退場に追い込み、PKもきっちり決めた
マテラッツィが試合を決めたといってもいいでしょう。

アレが必死でボールを追う姿にも泣けました。
正座してPK戦を見ていたんですが、アレが決めた瞬間は脱力しました。

アレはこれでバッジォを精神的に越えられたのではないでしょうか。
バッジォも届かなかったジュール・リメ杯。
バッジォもマルディーニですらしたことのないことができた。

代表でもクラブでも常にバッジォの影と闘い続けたアレ。
トッティとの代表でのエース(10番)争いにも敗れ、怪我にもあい
スタメンすら確約されない日々。

「アレは終わった・・・・。」
そんな声を何度も目に、耳にしました。

終わっていなかった。終わっていなかったよアレ。



フランスにとっては、ジダンが退場したのが精神的に影響したのではないでしょうか・・・
(多分マテラッツィが何か言ったんでしょうけど)
ラストダンスももうすぐ終わるところだったのに・・・・
最後の最後でステップをミスした感じです。
頭突きはないですよねぇ。

オルテガとファン・デル・サールを思い出しました。
直後に、伝説のベルカンプの鳥もちトラップからのボレーで
オランダが勝利を収めたあの試合。

PK戦に限らず、冷静さを欠いた方が負けるんですよ。

多分、マテラッツィもひどいこと言ったんだと思いますよ。
かなりのトラッシュトーカーだという噂は聞きますしね。

でも、やっぱりチームのためを思うなら自重すべきだった。
苦い、苦すぎる最後の試合。

これで未練が残って、「まだやる」とか言ってくれれば、
それはそれでサッカーファンとしてはうれしいですけど、
まあ引き際って大事ですからね。

PK戦はホントに運の要素が多いですから、ここまで精神的にもチームを
支えてきたジダンがいなくなって動揺するなってのが無理な話。
それでも、トレゼゲ以外は決めてきましたから、精神的にも強いな。
って思いました。



最高の一週間が送れそうです。
帰ってきたら、90分を見て、また追記したいと思います。