<今日の更新> ○戯言No.629
えーと。今日は暑い中汗をかきかき邦画を見ました。
 東京タワーです。 直木賞作家の江國香織の同名小説の映画化作品です。 出演は岡田准一/黒木瞳/松本潤/寺島しのぶです。
あらすじ 簡単にいうと不倫の話。(^_^; 簡単すぎ! 20歳年下の友人の息子、透(岡田)とつきあう詩史(黒木)。 街で知り合った主婦、喜美子(寺島)とつきあう耕二(松本)。 ちなみに耕二と透は高校の同級生。 この二組のカップルを軸に話が進んでいきます。
こっから感想 「不倫の話」というとドロドロしたものになりがちですが、 “純愛”一筋な透と詩史のカップル。“現実的”な不倫の耕二と喜美子。 同じ不倫は不倫なんですが、対照的な二組を描くことで話を 盛り上げていました。 正直言って女性が観たほうがよく分かるんだろうなぁと思いました。
いくつか、江國香織さんの作品を読んだことはあるのですが、 文章が“美しい”んです。言い回しとか、言葉遣いとか。 すごく透き通った感があって。読後感がいい。たとえテーマが暗くても。
この作品も、ありきたりといえばありきたりのストーリーなんですが、 セリフの一つ一つが詩的でした。映像もキレイですよ。
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