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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2005年07月31日(日)
【映画】ボーン&天才。

<今日の更新>  ○戯言No.626  ○戯言映画Index

2つ映画をDVDで見たので、感想を紹介します。
感想、あらすじはどちらも反転してご覧ください。
ボーン・スプレマシー ニュースの天才
画像クリックで公式ページへ・・・


「ボーン・スプレマシー」
以前の戯言で紹介したボーン・アイデンティティーの続編です。
こっからあらすじ
前作で、記憶を失いながらも真実にたどりつき、追っ手からも逃げ切った
凄腕の諜報員ジェイソン・ボーン。
全てを捨てて、ヨーロッパの裏側のインドで静かにくらすボーンに安息の時は
なかった。またも訳もわからず追われる身に・・・しかも最愛のマリーも
何者かに殺される。ナゼ自分はまた狙われたのか、再びヨーロッパにたつ
ジェイソンボーン。


こっから感想
2作目はなかなかどうして前作を超えることが難しいと言われている
映画界。この作品も例に漏れず、ちょっと苦しかったなぁ。
アクション、設定などどれをとっても前作の方が面白いと感じた。
相変わらず、ジェイソンの凄腕ぶりは健在でした。
ありとあらゆる手段を一瞬のうちに使ってターゲットに迫るその姿は
凄まじいとは思いましたが、ストーリー的には盛り上がりに欠けました。
前作同様、画面が薄暗い感じがするので見にくいのもマイナス。
マット・デイモンはかっこいいんですけれどもね。




「ニュースの天才」
こちらは、実際にあったできごとを映画化した作品。
主演はアナキン・スカイウォーカー役でブレイクした
ヘイデン・クリステンセン。
製作総指揮にはトム・クルーズだそうで。

こっからあらすじ
アメリカ国内でもっとも権威のある政治マガジンの若き編集部員が
起こした実際にあった記事の捏造事件。
本人の証言なども特典映像に入ってました。
彼がなぜ、記事の捏造に手をそめたのか。そしてなぜ誰も
気付かなかったのか。
ニュースという常に「真実」であるべきものが作られたものであった。
そのとき編集に携わるものはどうなるのか。


こっから感想
これは面白かった。主人公のスティーブン・グラスの多数のスクープ記事。
そのスクープ記事を得るために、嘘が嘘を呼び、更なる嘘を重ねる。
その様子がありありと描かれています。
捏造とはいいながら、捏造を本当にしてしまうだけのそれ以前の裏工作。
架空の取材とそれを裏付ける綿密な取材ノート。電話連絡先までも
捏造し、“無”からニュースをおもしろおかしく作り上げる
主人公は逆にスゴイと思いました。
別の才能があるんじゃねぇかとも思いました。
結局、一つの記事がきっかけでつぎつぎとボロがでてジャーナリスト生命は
絶たれてしまいますが、
真実だと信じていたものに裏切られた編集長チャック役の役者さんが
好演していたと思います。苦悩し、そして真実を知り怒る。

特典映像にある本人への取材も興味深かった。
「他の編集者の、僕への期待が快感になってやめられなくなった。」


ここまで。