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終わりなき戯言
ネスタッチ
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2005年02月13日(日)
■
【サッカー】リーガ。22節・23節。
第23節はホーム、カンプ・ノウにアトレティコ・マドリーを
迎えてのゲーム。
簡単にはいかないだろうなとは思っていましたが、なにせ今季のバルサは
カンプ・ノウでは負けていない訳ですから、ソシオの後押しの下、
圧倒してくれるんではないかと期待していました。
<前半>
最後まで試合を見ても、返す返すもこれがこの試合の流れを
決めてしまいました。
バルサはホームとはいえ、慎重な立ち上がり。無理なチェイスをかけずに
様子を見ているような立ち上がりでした。
1分をちょっと過ぎたところ。
後方からのパスをセンターサークルからちょっと入った辺りで
イバガサがヒールでトリッキーなパスを繰り出します。
これが見事にバルサDFラインの裏をとるパスに・・・
これに反応したのが“神童”F.トーレス。
ドリブルとシュートタッチがホント上手い。
独走した後、V.バルデスの動きをよく見て、軽いタッチで
流し込みました。敵ながらあっぱれなフリーランニングからの
裏をとる動き。そしてシュート。見事でした。
その後も、バルサの猛攻を耐えつつカウンターからトーレス、イバガサ
のコンビプレイ。更には左サイドのグロンキアが積極的なプレイで攻め
込みます。
守備面ではCBのペレア(コロンビア)とボランチのコルサ(スペイン)が
ものすごく頑張っていました。最後のところで跳ね返すペレア。
シャビ、デコに執拗にチェックを仕掛けていたコルサ。
どちらも素晴らしい出来でした。
攻めても攻めても最後の最後で崩しきれないまま時間だけが過ぎ、前半終了。
<後半>
ベンチが動きます。後半開始から、マルケスに代えてアルベルティーニを
投入してきました。マルケスよりもパス能力に長けたベテランの舵取りで
パスの出しどころの目先を変えようという思惑が感じられました。
エトー、ロニー、ジュリなどが突破をしかけ何度かチャンスをつかむ
バルサですが、コルサのチェックとペレアの頑張りの前にどうしても
ゴールを割ることができません。
徐々に焦りとイライラでプレイが雑になっていくのが分かりました。
(アトレティコの思うつぼです)
見ていてもイライラする展開。
15分過ぎ、ジュリに代えてイニエスタを投入。
プレイの質がまったく違うので、流れを変える意図が感じられました。
これが正解。
イニエスタは積極的に中に中に入っていってゴールを狙います。
17分。
中盤でデメがパスカット。それを素早く中央のロニーに展開。
ロニーはドリブルしながらパスコースを探します。
左に開いていくエトー、そして右から内に切れ込んできた
イニエスタ。
ロニーはピッチに入ったばかりのイニエスタを選択。
イニエスタはワンタッチでうまくDFを交わしてシュート!
しかし惜しくも枠をとらえません。
イニエスタは何かを期待させてくれます。
更に20分。
アルベルティーニからエトーに楔のパス。これを近くにいた
イニエスタにはたくと、イニエスタは積極的にミドル。
これも惜しいシュートでした。
更に23分。
イニエスタとエトーの細かいパスワークで崩して、PA内で
ここまで頑張ってきたペレアがエトーを倒してしまいPKゲット。
キッカーはロニー。
しかし、完全にGKの逆を突いたものの、枠をとらえませんでした・・・
どうしたロニー!!!
どうしても得点が欲しいバルサが前掛かりになる以上、
アトレティコにもカウンターからの得点のチャンスが生まれるのは
当然。25分過ぎにはカウンターからグロンキアの豪快なミドルで
バルサゴールを脅かします。
31分にもイニエスタがミドルを放ちます。しかしこれは、
GKがはじき出します。
直後にマキシ・ロペスのリーガ・デビューです。
オレゲールに代えての投入ですから、これでロニー、エトー、マキシの
3トップという形にデコ、イニエスタ、シャビといったところが
絡んでくる形に。
DFはCBがプジョルしかいないわけですから、不安ではありますが、
ライカールトの決意みたいなものが感じられました。
でも、結局マキシの見せ場はあんまりありませんでした。
前線で体を張ってポストプレイは見せましたが、アトレティコの
DFの前にシュートは0でした。今後に期待。
試合はそのままロスタイムに突入。時間は4分。
なんとかして追いつきたいバルサはプジョルまで攻撃参加。
負けるなら0−1でも0−2でも一緒的な戦い方。
ロスタイム2分過ぎ、シャビがゴール前に放り込んだパスが
エトー、プジョル、マキシの元へ。
混戦の中でプジョルが倒されてPKを主張しますが、これは
認められませんでした。(ホームだからとられてもおかしくはなかったけど)
その直後、アトレティコのカウンター!
またもF.トーレスが独走。V.ヴァルデスを交わそうとしたところで
ヴァルデスに倒されてPKゲット。
カンプノウ騒然でした。
「直前のプジョルがPKでなかったのに、なんでだ!」
っていう雰囲気。
これをトーレスがきっちり決めて万事休す。
0−2の完敗でした。
これでレアルとのポイント差は4に縮まりました。
レアルが復調してきていることを考えると、危険なポイント差に
なりました。
<<23節>>
<前半>
さて、続いて23節。アウェイでのサラゴサ戦です。
ホームの圧倒的な声援を受けて、サラゴサが開始早々から
攻め込んできました。
バルサのねらいはカウンターでした。
1.2本のパスでDFラインの裏をとるようなパスをどんどん出してきます。
前節と同じように試合が1分過ぎに動きます。
サラゴサの左SB、トレドがジュリのものすごいチェックに耐えかねて
GKにバックパス。しかし、中途半端なポジション取りをしていた
GKがこれを処理しきれず、なんとゴールに吸い込まれてしまいます。
サラゴサにとっては不運なオウンゴールでのスタート。
これでサラゴサはますます前掛かりにならざるを得なくなりました。
ガジェッティ、サヴィオを中心として攻撃をしかけてきます。
しかしこれがバルサの思うつぼ。
ジュリ、エトーといったところがスピードを生かして何度も
DFラインの裏をとる動きを見せます。
29分
ロニーがDFラインの裏へ絶妙の浮き球パス。
これにエトーが反応。完全に裏をとりました。自分で撃っても
きっと決められたでしょうが、安全策をとって、中央から走り込んで
きたジュリにパス。これをあっさり流し込んで追加点をあげます。
今日のジュリはよかった。運動量も豊富で、DFでも
貢献していましたし、なにより裏へ飛び出す動きが見事でした。
32分
エトーがポストプレイで、右から走り込んできたジュリへ。
ジュリは完全に抜け出してシュート!しかし惜しくもポスト直撃。
追加点はならず。
39分
左に開いていたエトーが中央のロニーへパス。その後ゆっくりと
DFラインのほうへランニング開始。その後急激なダッシュで完全に裏を
とります。
ロニーはその動き出しにピッタリの浮き球パスをゴール前へ供給。
エトーはワントラップでGKの頭上を通し、無人のゴールへ
流し込んで追加点。
流れがずっとバルサにあったわけではなく、サラゴサもかなり
いいサッカーをしていました。
特にガジェッティが積極的にミドルを狙ったり、FKでもバルサゴールを
脅かしていました。
サラゴサは運もなかった感じ。
<後半>
やっぱり展開は変わらず、攻めるサラゴサ。少ない手数でゴール前に
襲いかかるバルサ。
サラゴサのボランチのモビージャの豪快なミドルがポストに弾かれます。
やっぱり運がないかなぁ・・・
60分
ついにガジェッティの頑張りが実を結びます。豪快なミドルを
たたき込んでついに得点。
その後も攻め立てますが、最後のところでなんとか踏ん張る
バルサDF陣。
71分
左からのCK。シャビの蹴ったボールはニアサイドへ。
走り込んできたマルケスが難しい体勢から体をひねって合わせると、
ボールは見事にファーサイドのポストに当たってゴールイン。
サラゴサのボールは弾くけど、バルサのボールは転がり込んでしまう、
そんな日もありますねぇ・・・
結局、このまま試合終了。
この試合展開ならマキシを使って欲しかったのですが、出番無し。
ちなみに交代出場者は、
60分 ジュリ→イニエスタ(今日もいい仕事してました。)
74分 ジオ→シウビーニョ
80分 マルケス→ジェラール
こんな感じ。
これで勝ち点を3上積みして明朝のレアルの結果を待ちます。
「連敗をしない」これは優勝するチームの大きな特徴だと思います。
その意味で、ここまでのバルサは負けた次の試合は勝っていますから、
いいと思います。
ゆけ!バルサ!!!
戯言No.550
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