さて,眠い目をこすりながら見たヘタフェvsバルセロナ戦について 雑感をば。
今節のMVPはなんつっても

「イマイチ信用できない」とか書いてゴメン。 カシージャスもそうだけど,若いといったん当たり始めると 手がつけられないくらいビッグセーブを連発するんですよねぇ。 そこが魅力かなぁ。
まあGKが目立つくらいだから珍しく危ない場面が多々あったという ことで心臓にはよくない試合ではありました。
前半は確かに良かったです。 クラシコ完勝,そしてCLのグループリーグも突破を決めた バルサが格下のヘタフェ相手にクラシコのようなモチベーションで 臨むってのは無理な話なのは分かってましたが,クラシコの時のような 鬼のようなプレスはそれほどなかったような気がします。 それでも前半はいつものようにプレスをしっかりとかけ,素早い カットからの速攻は見せていました。
20分。 そんなプレスからの攻撃中にゴール付近で得たFK。 ロニーが蹴ると思いきや,側にいたマルケスがワンステップで豪快に 壁の外側を巻くシュート。これが見事にサイドネットを揺らし先制。
その二分後,22分。 タッチライン際で2人に囲まれながらもロニーがヒールで 出したパスにシャビが反応。そのままスルスルと上がって中央をよく見て クロス。これが走り込んできてたデコのところへ。 落ち着いたトラップから抑えの効いたいいシュートがポストギリギリの 素晴らしいコースへ。追加点。
疲れからくる動きの重さは確かにあったけど,やっぱり攻撃に入ったときの スピードは相変わらすでした。
ただこれが後半一辺。 ヘタフェが選手交代で動いて,高さのあるジョルディと元ルーマニア代表の クライオベアヌを投入。これでリキ,パチョン,ジョルディの3トップの 下にクライオベアヌ。それを中盤の底からスペインU21代表のガビが 操るような感じにシステムチェンジ。 このベテラン,クライオベアヌ投入が効きました。
疲れで動きが鈍くなってプレスが効かなくなると押し込まれる場面が 増えてきます。
58分。 プジョルの信じられないクリアミスがクライオベアヌの元へ・・・ これを落ち着いて決められ一点差。
波状攻撃でジョルディのヘッド。リキのミドル,ガビのミドルと 畳みかけるヘタフェ。
そこで活躍したのが・・・
 バルデス君。 すさまじい反射神経でゴールを守りました。
危ない場面もあったもののバルデスの好守とヘタフェのツメの甘さに 助けられてなんとか逃げ切りました。
もちろん過密日程の疲れが出てきているのと,怪我人続出で ターンオーバーできないつらさがあるのは分かるんですけど, それにしてもヘタフェ戦の後半のバルサはものすごくバタバタしてて ヒヤヒヤしました。
とりあえず,CLのグループリーグは突破決定してるので, 最後のアウェイのシャフタール戦は主力を休ませてなんとかいい状態で ウィンターブレーク前の大一番ヴァレンシア戦に備えて欲しいです。
今期絶望の選手が多いので,冬の移籍マーケットは確実に動かなくては ならないでしょう。 今のところ噂になってるのは ボランチとしてはユーベのタッキナルディやアーセナルのエドゥー。 そしてここにきて補強の必要が出てきたFWにはレンタル帰りで サビオラ,そしてミランで出番を失っているトマソンなんかが 候補に挙がっているらしいですねぇ。 いずれにしろ,なんとかこのままウィンターブレークまでやりくりして これ以上の怪我人がないようにしてほしい。
戯言No.522
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