本日の紡ぎごと...suiren

 

 

「僕のシンデレラ」 - 2007年08月19日(日)

彼と喧嘩したその三日後、私は別の男と寝ていた。
これを世間では「浮気」なんて言葉で表現するのだろうが、
私たちはそんな冷たい言葉で表せる関係じゃない。
もっと温かいもので結ばれている。
そう、それは愛情なのだ。
あの夜、彼から無条件の愛が降り注がれるのを、私は確かに感じていた。
だって私と彼は短い付き合いなんかじゃない。
もうずっと昔からお互いを知っている。
だから、まさか寝るとは私たちはちっとも予測していなかった。
絶対的な信頼関係の上でのセックスは何て心地よいのだろう。
ゆるゆると海の上をたゆたっていた。
ごめんね、と心の隅で恋人に謝りながらも止められない。
欲深な私をどうか知らないでいて欲しい。
ああ、罪の意識は何て快楽を増幅させるのだろう!

それでも本当はあの人の海で泳ぎたかった。
いつだって私の望みはたったそれだけだった。


...



 

 

 

 

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