料理旅行 - 2006年11月20日(月) 料理は好きだ。 何といっても食べることが大好き。 温かい料理は心も温かくする。 私はエステや高い化粧品を買ったりはしないけど、 ぐつぐつ煮ている鍋のふたを開けたときの、ぶわっとした湯気は肌によさそうである。 和食が好きなのでよく煮物だとかそんなものを作ってはいるが、 それより特に好きなのはスパイスだ。 コリアンダーやクミンやナツメグに月桂樹の葉っぱ…。 それらは私の鼻からすうっと体の中に染み込んでいって元気にしてくれるパワーを持っている。 スパイスをたっぷりと使った料理を作ると外国に行っていたときのことを思い出すのだ。 写真を眺めるよりも料理の前で目を閉じていると、タイムスリップしたみたいな感覚に陥る。 ワイワイがやがやとした音や海の声、暑い太陽や異国の言葉なんかがわあーっとフラッシュする。 そして目を開けるとそこにはほかほかの食べ物が。 そんなとき私はなんだかドキドキしながら食事をする。 口の中でくちゃくちゃとしっかり噛みしめ、胃に流れ込むのを確認しながら。 部屋にはぷーんとスパイスの強烈な香りが残っている。 空っぽだった体の中がすっかり満たされた気分になる。 そういえば南半球の海の船上で食べた料理はなんだったんだろう。 スペイン人やフランス人が美味しい美味しいといいながら ぱくぱくカレー風味のチキンと一緒に食べていたライス。 なんだか変な白いソースがかかっていて(タルタルソース?)、 色はちょっぴり黄色っぽい。 サフランライスだろうか。 あの味が何となくまた食べたくて、今日は街をフラフラしたけど目ぼしいエスニック店は見つからなかった。 月曜だからインド料理もスペイン料理もお休み。 屋台みたいな小さいヤバブ屋があったから、チリソースのケバブを頼んだ。 食べると唇がひりひりと辛かったけど、ピタが肉汁とたっぷりと吸い込んでて ついでに野菜もたっぷり入っていて、とても美味しかった。 明日はお肉を買って、スパイスとニンニクとヨーグルトで鶏肉を漬け込んで チキンピリヤーニをつくろう。 あの船上の味っぽくサフランで色をつけて、タルタルソースをヨーグルトと混ぜてみよう。 きっと明日はイルカやサメの皮膚の光や無人化した船に大量にとまる鳥達の声、 そして荒々しい波音の冷たさのひとつひとつに、また会えると思う。 ...
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