本日の紡ぎごと...suiren

 

 

贅沢な悩み - 2006年09月20日(水)

今までいえなかったけど、それって贅沢な悩みだと思うよ。

ふと酒の席でこんなことを言われた。
とても親しい友人だから、悪意があって言ったわけじゃない。
ただ私はここ最近、信じた家族に裏切られたりして、悩みごとを抱えていたのだ。
晴天の霹靂としかいいようがない、思いもよらなかった出来事。
人生、うまくいかないねえ。
なんて言って、ちょっぴり逃避行したくもなるこの頃。
しかし私はこの友人の言葉をよく考えてみた。
彼女がこの言葉を言ったとき、確かに何か悪いことを諭すような物言いだった。
「今までいえなかった」ということは、つまり言っちゃ悪いって意味だ。
彼女の家はそんなにお金持ちではない。
本人は貧乏だと言っている。
そして彼女はその貧乏によって培われたものがあって、よかったと言っている。
貧しさをなめつくす苦吟があったからこそ、今の自分がいて、そしてその自分はお金持ちじゃなくてよかったと言いたいのだ。
(しかし中学・高校と私立に入学して貧乏とは余り考えられないけど。
確かに大学はお金とやる気が全く無くて半年で中退したが、そんな人はいっぱいる。)
それに反して私は彼女よりはお金持ちである。
幼稚園からずっと私立で、家は23区内の一等地で、銀座に家とビルを持っている。
だからといって我が家は中の上程度の暮らしである。
母はスーパーで働いているし、父は単なる清掃員である。
私はといえば、お小遣いを一銭も貰えず働いてない今は貯金を切り崩している。
そんな私が今、悩んでいることは贅沢な悩みらしい。
彼女が少しばかり貧しいから、多少卑屈になっている部分はあると思う。
こんなこと言うのは厭だけどね、でも明らかにそれを感じたのである。
しかし贅沢な悩みって何がいけないのだろうか。
贅沢なことに悩めるなんて、幸せだと思う。
別に私は自分が世の中の不幸者で、誰も私のことをわかってくれないだ!!
と悲観しているわけじゃあないのである。
悩むことって楽しいことではないから、それなりに苦しいのは仕様がないけど。
贅沢な悩み、大いに結構!
こんなこと言ったら、呆れられるかな。笑
じゃあ逆に貧しい悩みだったらいいんですか?と聞きたい。
でも彼女はきっと、それならOKなんだろう。
だって彼女を育んできたものは「貧しさ」であって、
金持ちにはきっと「分からない」ことを得られるからだ。
うーん、私はどっちもどっちだと思うけどなあ。
あなたが貧乏で得たことがあるように、私にも色々得たものがあるってこと。
銀座の昭和通りに10年前、溢れかえってた浮浪者をみて、
7歳のお金持ちの私は何にも思わなかったわけじゃないんだよ。
それに家がお金があるといっても、私自身は貧乏だし。

贅沢な悩みといえば、好きな人のことで悩むのもその部類でしょう。
好きな人のことで悩んじゃいけない?
そんなわけあるか。
だってそれって、すごく幸せでもあるから。


...



 

 

 

 

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