今日は義父の胃がんの手術日。 旦那も私も仕事を休んで義母と一緒に手術に立ち会う予定だし義妹も急いで駆け付ける予定。 もちろん手術を目にすることはできないにしても義母と義父だけじゃ心細いだろうから。 偶然にも朝のワイドショーでは直腸癌の手術から生還した石坂黄門様が元気に出演してて。 年齢と体力差はあるにしても「こんな風に回復すればいいね」って義母と私で。 で、今日の手術は時間未定。 1番最初の患者さんには入室時刻が告げられてるみたいだけどその後は順次お呼び出し。 とりあえず10時頃から家族の人の待機って言われてたから 3人揃って病院前で朝マックで腹ごしらえしてから病室に出向いて。 義父ったらすでにT字帯と手術着を着用して点滴を受けている状態。 看護婦さんに聞いても手術時間はちっとも把握できなくて。 ひたすら待つこと数時間。 お昼の時間になってもまだまだ義父は点滴。 看護婦さんに確認すると手術はまだみたいだからナースセンターに断って病院外に出て昼食。 義妹も横浜から合流して一緒に昼食を取って。 で、病院に戻ってもまだまだって感じ。 4人もスタンバイしてても仕方がないから旦那と私は一旦帰宅して 洗濯物を取り込んだり数時間後に帰宅するであろう子供達に置手紙をしたり。 ってなことをしてたら2時頃義母から「3時から手術で30分前に注射する」って電話。 その間病室には義妹と義父。 看護婦さんが「時計とメガネと入れ歯は外して」って来てくれたらしいんだけど 義父ったら「これも外れるかな」って刺し歯を外そうとしてたんだって。 病室に戻って義妹から聞かされた誰もがお腹を抱えて笑ったし。 さっきまでの水分と電解質の点滴に加えて抗生物質が加わって。 で、いよいよ30分前には肩の所に注射。 3時からの手術で麻酔をすることになるけどその前処理だって。 「少しボーっとするかもしれません」って看護婦さん。 血圧を測って検温して。 義父ったら脇の下に体温計をしっかり挟み込んでいないと見えて何度も検温に失敗して。 3時直前にストレッチャーが病室に登場。 いよいよ手術室に出向くんだけど義父ったら「これ乗るの?」 旦那を始め周囲のみんなが「歩いていく元気があるなら大丈夫だね」って。 2階の手術室には家族は入れないし3階のエレベーター前で義父とはお別れ。 「頑張ってね」って激励にストレッチャーの上で呑気にVサインを送ってたし。 義妹は小学生の子供のこともあったから手術終了を待たずに帰宅。 3時から待つこと2時間。 先生から言われてた2時間の所要時間を経て「先生から説明があります」って呼び出し。 虫垂炎の手術より迅速に処理してもらったってことで。 で、シーンと静まり返った2階の患者説明室に入室。 手術を終えたばかりの執刀医は後処理の最中なのかここで待つ時間がやたらに長く感じられて。 しばらくして切り取った患部を手にした院長先生が登場。 先生の説明を聞きながらシミジミと眺める私達。 結局胃の半分を切除して小腸と胃を繋ぐ手術となったって。 義父の肺の症状を考えて麻酔医とも相談しての手術。 全身麻酔じゃなくて虫垂炎手術と同じ腰椎からの麻酔と痛み止めを併用したって。 摘出した胃は熟れたざくろのようにパックリと口を開けた状態。 胃の両側から押し寄せる癌の襞と固まりが胃全体を圧迫して食べ物を通らなくしてたらしい。 私の知ってる胃ってのは胃袋って言うだけあって柔らかくて綺麗な薄い袋のはずなのに こぶし大の癌を含むそれは見事に固まってるし出血箇所も見受けられるし。 しかも胃の内面ばかりじゃなく触診して分かった腫瘍は外にボタン状に膨れ上がってるし。 先生曰く「周辺の怪しそうな部位も切除しましたけどすい臓は残しました」 「いずれ本人が回復したら悪性であったことを告げて後は抗がん剤治療で」 ってことは現時点でできる限りの手術はしたものの近い将来異変が起こるってことで。 本人が抗がん剤治療を拒んだらとか色々考えたけど 先生が「家族で一応話し合って見て下さい」って。 とりあえず今日の外科的措置は上手く行ったものの進行癌は半端じゃないってことらしい。 30分後には手術室から観察室に戻れるって言うからまたしばらく待ち時間。 その間同じ階の家族が「北に向けて布団を敷いておいて」って涙ながらに電話してたり。 で、5時半になって予定通りに呼び出しを受けて手術後の義父とご対面。 順調に行けば明日一般病室に戻れるけど肺機能が盤石じゃないからちょっと心配も。 でも旦那も義母も私も生還した義父にとりあえず安堵。 後のことは病院と本人の気力次第だからお任せして帰宅。 旦那は「早く家建てなくちゃな」 義母は「少し元気になったら鹿児島行って来るわ」 って会話だったから口には出さなくても抗がん剤が何を示すかは誰もがきっちり理解してるし。 で、気分を変えて6時キックオフの日本VSベルギーのサッカー観戦。 勝ち点1は歴史的だけど勝てた試合だったって思うと惜しかったかもって手術日なのに不謹慎かしら。
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