「ママのバカ〜、ゲームボーイ返せ〜」 光太朗の声が追いかけてくる。 夕べ就寝前になっても止めなかったのを見咎めてゲーム機は没収中。 今朝も起きるなり返せ攻撃。 私が出勤する前に登校の身支度を整えたらって言っても聞く耳持たず。 一向に準備をする気配もなくただただ返せ攻撃。 結局私の出勤時刻になっちゃったってわけ。 返せ攻撃に妥協せずすることなく出勤。 私が玄関を出ても声は途絶えることなく。 ランドセルを背負った光太朗もダッシュして。 一旦はランドセルを放り投げて追いかけてきたから 「ランドセル取っておいで。帰ったら携帯に電話して。どこにあるのか教えるから」って。 ランドセルを取りに戻ったけど声は相変わらず。 「ママの嘘吐き〜、ゲームボーイ返せ〜〜」 数10m離れててもよく通る大きな声で何度となく。 子供たちとの分岐点となる国道が近づいて大きく手を振ってバイバイ。 「ママのバカ〜」 さらに大きな光太朗の声がしたからそこで諦めたかと思ったの。 だけど「泥棒〜〜」って一段と大きな声に驚いて振り向くと光太朗も国道を渡った状態。 私以外の通勤を急ぐ人たちも驚いて振り返ってた。 その声を最後に声も途絶えて一応は安心したけど。 で、光太朗は普段通り登校して学校&学童生活。 5時半頃予定通りに携帯に電話。 「ごめんね。どこにあるの?」 子機を持つように指示して在り処を教えたから無事見つかったみたい。 朝の騒ぎが嘘のように従順。 で、私が帰宅してから子供たちのランドセルチェック。 光太朗のランドセルの中に贈り物を発見。 可愛い袋には「4」の数字。 さらに「121.5」って書かれた感謝状も一緒に。 そう言えば今日って学校で低学年の防犯教室が行われたんだったわ。 ピーポくんやお巡りさんが校庭で色々なことを教えてくれたらしい。 その一環として行われた学年別大声コンテストで光太朗は4位入賞だったんだって。 2年生の上位入賞者はみんな同じクラスって言うから一段と先生のご苦労を思い知ったりして。 で、光太朗に「助けて〜じゃなくてママのバカ〜ってやったら1位だったんじゃない?」って意地悪な意見。 どうやら本人も余力を残してたらしいけど。 ちょっと照れくさそうに朝の騒動を思い返して「ごめんね」 それにしても120デジベルって飛行機のエンジン近くの音と同じくらいのうるささ。 万が一の時以外は発揮しなくてもいいのにな。
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