宿題

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2005年04月12日(火) 詩人の魂/シャルル・トレネ
彼等が消え去った ずっと、ずっと、
ずっとあとになっても うたは街々に流れ続ける
人々は少しうわの空で
作者の名前も 彼が誰を想って心ときめかせたのかも
知らないままそのうたを歌い継いでいく
だから時には言葉も変ってしまったり
あるいは歌詞が分らなくなってただラララ、だけになったり
彼等が消え去った ずっと、ずっと、ずっとあとになっても
うたは街々に流れ続ける
もしかしたらいつか僕が消え去ったずっとあとになって
ある日誰かがこのメロディをくちずさむ
悲しみを紛らわすため 幸福をかみしめるため
年老いた物乞いの生きる糧になり
年若い子供の子守唄になり
春の水辺におかれた蓄音機のうえで
くるくる回るレコードに刻まれることもあるのかな
彼等が消え去った ずっと、ずっと、ずっとあとになっても
うたは街々に流れ続ける
詩人達の軽やかな心と 少女を、少年を、ブルジョワを、芸術家を、
放浪者を 時には陽気に、時には悲しくするそのうた


★詩人の魂/シャルル・トレネ★



■宮沢章夫さんの富士日記2から。

マリ |MAIL






















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