○プラシーヴォ○
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土曜日、ハム男が工場に迎えに来てくれた
工場を出てすぐの道路に ハム男の車が見えた時の嬉しさは 最近味わったことのないぐらいの かなりのレベルだった
少し走って
「がちゃ子、運転してみる? 俺、がちゃ子が運転してるとこ見てみたい」
もう3年ほどハンドルに触れて無いんですけど・・・
「これ、どうやって座席前にするの? アクセルこっち? ほんで?ええっと、ドライブにしてから サイドブレーキをおろすんやったっけ?」
ひとしきり騒いでからようやく出発
ハム男の車は右ハンドルの外車 (小さいけど)
「う、ウインカーが無い!!」
こっちだよ、ライトはこっち
とハム音が左から身を乗り出して 私の変わりにウインカーを出したり ライトをつけたりしてくれる
妙にフラフラする車体
「がちゃ子、右によりすぎ!」
怖い、怖いけど
気持ちいい?かも
これさえきちんとできれば
私はどこへでも行けるんだ
高速道路の手前で 運転を変わってもらう
少し足が震えてる
だけど
やってみれば簡単なことかもしれない
どうして私は ずっと運転を避けていたのかな?
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