○プラシーヴォ○
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今日は休み
youちゃんとトモと久しぶりに飲んだ
喋って 笑って
何年かぶりに撮ったプリクラ
家に帰る間に 3回ハム男から着信があった
これはとても 珍しいこと
一回着信があったら 私からのリコールがあると 思い込んで ハム男は滅多に2回3回と私に電話を かけなおさない
水を飲んで
ハム男にかけなおす
「…がちゃ子?」
「元気?」
「ん…元気とは言い切れないけど… ところであれから何か動きは?」
そっか 四日ぶりの電話
近況報告だね
「大阪のマッサージの店で求人があって そこにコンタクトとろうと思ってる」
「そっか、いいやん、そうしいや」
言う気は無かったのに 酔った勢いで言ってしまった
「私とね、もう一人のいつも店に対して ブウブウ言ってる子が嫌われてるからね 私達だけリストラされて 実は他の子達は店を続けてる気がするの」
「それはな、当然やで 文句を言うんやったら クビになったり、 それなりのリスクは覚悟せなあかん」
私、
怒られてるの?
唯一の味方だと思ってたハム男に?
「だからな、よかったやん 俺だっていつもビクビクしながら 社長に意見してるで がちゃ子は何でもできるやん パソコンでもマッサージでもさ 俺、今クビになったら ホームレスになるしかないもんな 建築業の端っこしか知らない使えない奴やもん」
ん?
「youちゃんは、楽しそうに仕事してるやろ?」
そうだね あの子は適応能力が高いから
「がちゃ子も大丈夫やで」
そうかな
既に私は 号泣だった
「今度の休みは、温泉に行こうな 京都に行ってから 温泉やで」
ウソ、すごいね 私の夢がいっぺんにかなっちゃう
「今度は温泉俺が選ぶで」
この前の有馬だって ハム男が選んだんだよ
「そうやったっけ? がちゃ子は老舗っぽい 古いところは嫌なんやろ?」
古くてもいいけどね とにかく露天がないと嫌なの
「そっか、分かった、まかせとけ」
うん
「…もう、泣くなよ いつからそんなにがちゃ子は 泣き虫になったんやろな
とにかく、がちゃ子は大丈夫やからな 何でもできる子やねんから それじゃ、またな」
ありがと ありがとハム男
ソツが無くて 何でもできるのは 長所で短所だけど
がんばるね
愛してる
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