○プラシーヴォ○
目次|←どうして?|それから?→
太極拳
今日はいやに人数が少ない
しかも、 カンフー服を着た人が いつもより多い (カンフー服を着た人=上級者)
上級者は、組み手…というか 格闘に似た型をはじめた
初心者達は 先生に教わって、それぞれの 進み具合に応じて少しずつ型を教えてもらう
しばらくして、 お互いの右手と右手を合わせて 押したり引いたりする組み手が始まった
これは、 交流の意味も込めて上級者と初心者が 組む
少しヤセ気味の 髪の長い女性が相手だった
「あら…体が硬いわね リラックスして」
「だめなんです…私、リラックスが苦手で 美容室のシャンプーの時にも よく言われるんです」
「初めたばかりの人って、結果をすぐ求めてしまうんだけど ゆっくりね、長い間がんばって続けてね そうすれば、きっと知らず知らずの間に リラックスできるから」
にっこり笑ったその人はとてもきれいな動きで
ああ
この人になりたいと 思った
|