○プラシーヴォ○
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2002年09月23日(月) 微妙

前日に買った温泉特集の本を見て、

『よかたん』という温泉に行くことにした


私は本当はもっと遠くの山奥の温泉がよかったのだけれど

「会社から配給されてるハイカが切れちゃって…
 なるべく高速で移動を短くしたいんだ
 遠くにはいけないよ」


自腹では行けないのかよ
どんだけ貧乏やねん

片道約1500円

よかたんに着くと、だだっぴろい駐車場は
ほぼ満車だった


なんとか車を止めて施設に行くと、
少し並んでいたものの
すぐに入れた

露天風呂はとても塩素臭い


もうすでに、『温泉』じゃない
30分ほどうろうろして温もってきたころ
やたらと人が増えてきた


出ると、ハム男もすぐ待合室に出てきた


いまいちだったね、と呟きながら
また車に乗る


「どこに買いに行く?
 私、指輪が欲しいねん」

ははっと
ハム男が微妙に笑う

「俺もう、一文無しやねんけどな」


え?
この高速代だけで?


「あ…そっか
 じゃあ、いらないや
 カードとか借金してまで買って欲しくないし…」


それ以上、言葉が出なかった

ケーキも、おめでとうの言葉も無い誕生日


なかなか起きないハム男と叩き起こして
連れてきてもらった温泉


まだ15時なのに
ハム男の財布はすっからかんで
どこにもいけない



だけど、黙っちゃいけない

黙ったら、ハム男に怒られる

すぐ怒って黙りこむのは
私の悪いところだと言われたばかりだから

黙っちゃいけない


辛い

贅沢は言わないから

一年に一度くらい

特別を味わいたい


がちゃ子 |偽写bbs

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