○プラシーヴォ○
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マスカラばっちり
ぱさぱさ金髪
自分のことは名前で呼ぶ
大きな笑い声
新しく入った18歳の女の子
とても不安
だったけど
覚えは早いし、
ティッシュ配りも進んでやるし
気がつけば掃除してる
相変わらず鼻にかかったような だるい話し方だけど
人の話をくりくりの目を大きく開いて しっかり聞く
こういう人たちが
私の心のキャパシティを広げていく
足をひきずりながら けだるそうにメールを打ちながら 歩いていた女子高生が
道の真ん中でばたばたともがいていた蝶を
少しためらったのち そうっとつまみあげて
花壇の湿った土の上へ置いていた
まったく参ってしまう
こんな意外は 大歓迎だ
宇宙人も言っているとおり
この世はだんだん
見た目と中身が一致しなくなってきている
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