○プラシーヴォ○
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2001年09月24日(月) 二時間て長いですよ

「いい子にしてて。
17時には帰ってくるから」

私の頭をなでてハム男が出ていく。
お姉ちゃんとその彼氏を大阪観光に連れまわすために。

ドアが閉まる音と同時に時計を見ると13時。
外にでるの面倒くさいな。
ピザでも頼むか。

ピザー○に電話。
ここはSサイズのピザがあって1人でも食べられるから好き。
「30〜40分でお届しまあす」
電話からかなり耳を離さないと痛いほどの
大声の女性。マイクの音量考えろ。

配達の人に見られても恥ずかしくない程度の服装に着替える。

洗濯物を干して、お風呂を洗って
化粧して、布団を干して、お茶をわかして・・・っておい

もう14時なんスけど

ドアの魚眼レンズで配達がこないことを確認しつつ
ピ○ーラに電話。
「1時間待ってるんスけどねえ」
「申し訳ありません!今そちらに向かってる途中ですから!」
愛想のいい青年の声に押し切られ、
電話を切る。

あまりの空腹に、インスタントのコーンスープを飲む。

あれ?
はきそう。
ウエ。

何が悪かったのか、頭がシクシクと痛みだし、
胃も急に油っぽい不快感に襲われてきた。
2回吐く。

朝から少し頭は痛かったのだが
この吐き気はどうにも我慢ならない。
ベッドに横たわり、時計を見あげる…あれ?

さらに1時間たってるんスけど。

再び魚眼レンズで外を見ながら
ピザーラ(伏字やめた)に電話。

「最初注文したときから結局、2時間待ってるんスけど」
「し…少々お待ちください!」

ピ〜ピロピロピロリ〜ン

聞いたことのない保留音の後
「も…もーしわけございばせん!!!!」

え?高島まさのぶ?ホテル?

あきらかにバイトと違うオッサンの声が聞こえてきた。
「実は…こちらのミスで…お客様の
オーダーがとおっていませんでした!!」

は?
もしもし?

「でも、さっき、こっちに向かって配達してる途中だって
電話の男性が言ってたんですけど、
いったい、何を誰が何処に配達しようとしてたんスか?」
(とても優しく言ってみた。嫌味な感じまるだし)

「すいません、すいません、こちらの勘違いでございます!
至急、今からお届にうかがいま…」
「キャンセルするにきまってんでしょ!」
ガチャン

むかつく〜!
あたしの2時間…
役立たずボンクラピザ屋アルバイターたちの時給にして
およそ1600円の時間を返せ〜!

空腹になると体中のスイッチが切れる私は、
ほとんど這うように(んなこたない)
歩いて20分のところにあるソバ屋に転がり込んだ。

歩いているうちに吐き気もおさまり、
おいしくソバが食べられた。

ハム男から電話。
ちょうどこの辺りに帰ってきてるという。

「体の調子が悪いから、ピザはやめて
ソバにしなさいって神様が言ってるんだよ」
だったらもっと早く言ってくれい!


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