○プラシーヴォ○
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2001年06月28日(木) 取り扱い注意

母がいないので、一人で外で夕食を食べた。
ラーメンの重さをお腹に感じながら、
ふとハム男に電話してみた。

「ハム男、今どこ」
ザワザワ、ノイズが多い。
「会社の近くのメシ屋に、会社の人達と入ってきたところ」
「ハム男の家に行きたいんだけど、今日、合い鍵忘れちゃって・・・。
ハム男はどれくらいで家に着く?」
「うーん、まだ注文もしてないし・・・
皆と食べるから・・・1時間くらいかかるかな」
「そんなに?」
「うん。食事終わった頃、電話しようか?」
「いいよ・・・今日は行かない」
次のハム男の返事を待たずに、携帯を閉じる。

もう、私が家に行きたいと言ったくらいでは、
食事を早く切り上げる理由にはならないのだ。

彼女が湿気と熱気にまみれて外で待ってても
食事をゆっくり皆と食べるほうが大事なのだ。

昔は、自分が食事が終わってても、私が食事に誘うと
飛んで迎えにきてくれて
一緒にレストランに入ってくれたくらいなのに。
(ハム男はコーヒーとかを飲んでる)

私はちっとも優先されなくなった。

少しくらい邪険に扱っても私はいなくならないものだと
思っているらしい。

以前、1度ハム男に言ったことがある。

「私がずっと側にいると思ったら、大間違いだよ」

酔った勢いで、
ずっとずっとずっと言いたかったことを言った。

軽く言ったつもりなのに、私は笑えなかった。
とてもとても厳しい声になってしまった。

すると、ハム男が苦く笑って、
「今まで彼女と別れてきた原因は、それかもしれない。
俺は、本当に鈍感すぎるから」

また、同じあやまちが繰りかえされちゃうよ。
ハム男、私をよく見て。
ちゃんと、大事にして。
自信がなくなったよ。
私、彼女なの?


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