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■ 指令
「さわって……」
世間話の途中で不意に指令が下される。
「さわって……」
え。どこを?
なんて聞けないから、まず胸に強く手をあてる。
冬物の厚手の服の上からでも乳首にふれれば、それは硬度を増す。
ぐりぐりと強く。
やんわりと揉みながら。
「どこ、さわった?」
「胸です」
「そう。じゃ、入れて」
あ。
そんな! むつかしい、ここでは。
立ったまま、スカートをめくり、下着の中に手を入れ、指を股間にはわせる。
「何本入れた?」
「……。あ、あん」
「声は出さない」
「…………」
「どうなの?」
「あ」
「あ、じゃないでしょ」
「何本入れたの?」
「に、ほ、ん」
「で、どうなの?」
「え、あ」
「どう? 気持ちいいの?」
「はい。すごく」
「なめてみて」
指を抜いて、急いで口に入れる。
苦い。
「どう?」
「い、や、ら、し、い」
「ふん、いやらしいのな。仕事中にこんなことして……」
壊れて逝く快感に酔う悦び。
2003年03月01日(土)
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