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■ どきどきするか?
「だって夫にはもう、どきどきしないんだもん」
もっと別の言い方だったかもしれないが、だいたいこういう感じのことを彼女はよくいう。
う〜ん。
わかりますよ、わかりますけどね。
夫ではない男性にどきどきするのは、その男性の魅力もさることながら、その男性が「夫ではない」という一点が大きく影響している。
だから、それだけの理由じゃあ、離婚できないってば!
あたしが初めて夫以外の男性と性的交渉を持ったのは、結婚して半年後だ。
かなり早い。
あたしが結婚するからといって特別に手を切らないで温存してあった関係を復活させただけのことで、婚外恋愛というには、情熱も、危険もないものだった。
それでも、知り尽くしてなじんだカラダどうしであっても、夫ではないひとと交われば、カラダはうち震えるものだ。
そこには「生活」も「安定」も必要ない。
「性的」な「アンニュイ」だけがあった。
「どきどき」だけをあたしは求めない。
ひょっとしたら、正直な彼女よりもあたしの方が、もっともっと欲張りで「どきどき」も欲しいけど、そのために失うものがもったいないから、どきどきしながら「生活」したり、どきどきさせながら「安定」も求めちゃってるだけなのかもしれないけど……。
2003年02月04日(火)
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