singersong professor KMの日記

2011年06月06日(月) ETV特集

 最近のNHK日曜日夜に放送される「ETV特集」がよい。好評で再放送が繰り返されているものもある。とりわけ話題をよんで2度再放送されたのが5月15日に放送された「ネットワークでつくる放射能汚染地図 〜福島原発事故から2か月〜」で、評判が高かったので私も再放送で見た。そして、昨日6月5日には「続報 放射能汚染地図」が30分間放送された。

 避難区域外の「いわき市」の北部30キロ圏内に放射線量の高い、いわゆる「ホットスポット」がある。避難が始まった飯館村に匹敵する高濃度の汚染地域があると紹介されていた。

 昨日、その放送のあとにさらに1時間ETV特集で「暗黒のかなたの光明〜文明学者梅棹忠夫がみた未来〜」というのが放送された。今回の震災、原発事故を受け、「昨年亡くなった「知の巨人」梅棹忠夫の幻の書「人類の未来」の資料を元に作家荒俣宏さんが東日本大震災で様々な価値観がゆらいでいる今、識者と共に文明の行く末を考える。」という内容であった。

 これが実によかった。これも再放送を望みたい。最近の私の研究で、悩んでいた問題が、すでに梅棹忠夫氏が「解決」されていたのを知った。自分の勉強不足を反省した。「理性対英知」という対比で,現代文明の限界・暗黒とその先にある光明を見いだしているのを知った。


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