singersong professor KMの日記

2009年07月14日(火) 黒か白か

 いつも言うのだが,世の中白か黒かで判断できない。すべて灰色,つまり,黒に見えたり白に見えたりしていても,実際は黒っぽい灰色と白っぽい灰色でしかない。だから,黒に見えていても,実際は黒っぽい灰色なので,白の要素が一部混じっている。

 正義か悪・不正義か,などでも同じ事が言える。犯罪でもそうであって,有罪にしたとしても,その悪の部分について有罪にするのであって,その人間のすべてを否定してはならない。罪を憎んで人を憎まずなどというのもそのことだろう。

 ところが,白か黒かで考える人が多いように思う。失敗は成功のもと,などというが,それは失敗の中に学ぶべきものがあるからだ。失敗はすべて悪だと考えれば,学ぶべきものがないことになる。紙一重で失敗したり成功したりすることがある。しばしば成功体験が失敗につながる。それは成功の中に潜む失敗の要因を無視するからである。白に見えていてもそれは白っぽい灰色に過ぎない。条件によっては灰色の中の黒の部分が一挙に拡大することもある。

 人間社会,一筋縄ではいかないものだ。


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