singersong professor KMの日記

2009年02月15日(日) 実務家

 前回小泉発言について書いた。小泉「改革」の善し悪しは別にして,それが何かを壊し,何かをつくったことは間違いない。しかし,問題はそれからである。この新たな組織を定常的にワークさせていくのが,実は一番難しい。政治家は壊したりつくったりすることに熱中するけれど,その後その新たに作られた組織を維持発展させていくのは人任せである。しかしこれが難しい。従来これを官僚その他実務家が行ってきた。革命でもそうで,その後新しい制度を継続的にワークさせることが実は大変なのである。

 これは政治に限らない。企業その他でもそうで,組織改革や組織作りに熱中する人が多い。けれども一旦作り上げた組織を維持発展させる方がはるかに難しいことがある。そこまで考えて組織作りがしてあれば,まだしも,しばしば「改革」者は事後のことをそれほど考えていない。そうなると実務家が工夫しながらこれを管理運営していかなければならない。いわゆる後始末である。私など,どちらかというと後始末ばかりをしているのかもしれない。また,改革するとしても,その後ワークするかどうかを考えて行う方だと思う。経営・会計の実務に関心のある人間としては当然のことかもしれない。しかし,世の中みんなそうであるわけでもないようだ。


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