singersong professor KMの日記

2008年10月24日(金) 株価暴落,そして麻生首相

 株価がついに8千円割れとなっている。今日の終値はわからないが,円高を嫌気して相当下げそうだ。それにしても,政治はどうにもならない。「対岸の火事にアドバイスすることには熱心だが,自らの足下が危ういことにはあまりにも無頓着だ。銀行が融資に慎重になったことに目くじらをたてて「貸し渋り」と叫んでいることが何よりもの証左であり,その原因の解決まで頭が回っていない。」(「金融ビジネス」2008年秋号,6頁)

 最近の麻生首相の言動を見ていると,どう見ても首相の権力をもてあそんでいるとしか思えない。だから,その権力を手放すことになる解散を先送りしようとするわけだ。あっけらかんと,そのように言いもしている。手段が目的になってしまっている。正義とか夢を実現するという目的のために政権を取る。権力を握る。それが正常だ。もちろんブッシュ大統領のように,正義を振り回して海外派兵をするのも考えものだが。

 しかし,権力そのものが目的になってしまっているから,夢がない。自民党の中川元幹事長から見ても「権力に恋々としている姿」として,今の麻生首相をみているという(今日の日経2面)。手段が目的になることの怖さを知らなければならない。

 例えば,民主主義ということばは美しい。しかし,これは手段であるはずだ。何らかの夢を実現するための手法でしかない。その手法を使う方が,比較的過ちが少ない,というだけのことだ。ところが,民主主義を手段と見ずに目的と見る人たちもいる。困ったことだ。問題は何を実現したいのか,そういう夢を語らなければならないはずだ。これは会社経営者でも同じである。会社の場合,これにあたるのが「経営理念」ということになろう。それがあってこそ,従業員のモチベーションも上がるのである(伊丹敬之「良き経営者の姿」日本経済新聞社,2007年,61頁なども参考になる)。

 まさに,「夢も希望もない」今日この頃である。


 < 過去  INDEX  未来 >


singersong professor KM