今一読を薦めたい本は,吉川廣和「壁を壊す」ダイヤモンド社,である(なお,「吉」は下棒が長い)。DOWAホールディングスの会長である。同社の「激烈な」改革が記されている。本当に本社の壁を「物理的に」壊してしまったという「過激な」改革をされ,社員,役員の意識改革を促されたという。現場重視で本社をスリム化された。どこかの組織とは全く逆だ。確かに本社は利益を生まない。プロフィット・センターではなく,コスト・センターなのだ。ところが,この本社が威張っている。現場を知らないくせに何かを命じる。それも的はずれなことが多いわけだ。本社族はいらぬ作文をする。現場はそれに振り回される。その作文を巡っての会議が行われる。だが,それは利益とは何の関係もない。まさに,どこかの現場を彷彿させる。無駄が多すぎる。なるほど,壁から壊したのか,と感心した。
とにかく一読を薦めたい。
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