今日は,3月だというのに風も強いし冷たい。琵琶湖には波頭がたっていたし,BKCでも雪が舞っていた。まだ寒さが残っている。
ところで,昨日は「美濃吉」佐竹社長にインタビューに出かけた。経営学部校友会機関誌「アクロス」のための取材だった。大変興味深いお話が聞けた。いずれ,これは経営学部校友会HP(http://ritsba-kouyukai.jp/)にアップされることになるだろう。それにしても興味深い話で,共感できるところも大きかった。まさに,食は文化なりだ。賞味期限切れ問題など,マスコミが騒ぎすぎると思う。かつては消費者自身がかぎ分ける力を持っていた。食の安全を他人任せにする傾向を生み出してはいないか。とどのつまりが,中国産餃子問題だ。農薬混入の問題は明らかにすべきではあろうが,この問題が起こって考えるべきは他の所にあろう。
よく知られていることだが,また昨日も話題になったが,日本産コシヒカリを中国人の富裕層が日本の値段の5倍も6倍もの値段で買い求めているという。リンゴなどもそうで,中国人の富裕層が安全でおいしい日本産を高値で買っているという。逆に問題のある食品を日本人が安いからといって中国から輸入している。安全も金で買う時代だという認識が今の日本人にない。まして,食糧自給率40%を切っているのが今の日本だ。これをどうすべきか真面目に考えるべきだ。お話ししていてつくづくそう思った。日本の農家の時給は235円だという。これで日本農業に後継者が現れるわけがない。で,食糧自給率はますます下がる。日本の安全でおいしい食材には高い価格をつけなければならないはずだ。もし安くしたいというのであれば,政府による補助金が必要だ。アメリカやフランスといった農業大国はそうしている。今の日本(政府・マスコミその他)だけが農家に厳しい。これで安くて安全な食品が自給できるはずがない。日本の食文化を守るにはどうすればよいのか,もっともっとみんなで考えるべきだと思う。そういった問題を改めて考えさせられる,インタビューであった。
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