| 2007年01月29日(月) |
立命館大学も変わる? |
土曜日朝刊では,下記のように,理事長交代が報じられていた。すでに,そういう情報は漏れ伝え聞いていたが,急なことであった。これまでいわばかなりのリーダーシップを発揮してきた旧理事長が退任されたと言うことは,リーダーシップ不在となるのかどうか,案じられるところではある。今しばらく様子を見なければなるまい。吉と出るか凶と出るか,わからない。おそらく,これまでの学内強硬路線が融和的路線に転じられるであろうことは想像できる。ただし,融和策が行き過ぎると,それぞれがてんでんバラバラ好きな方向へ向かい,収拾がつかなくなる。組織というのは難しいものである。
日本の伝統に従えば,徳を持って導くというのが最善であるが,それだけの徳を持った人間は今の日本社会では得難いであろう。あるいは現代社会でそれを望むのは無理だとも言える。現代では,徳治主義など古くさいとしか思わない人が大半だろう。しかし,日本人の根っこにはそれがある。それに気づかないまま,権力的,あるいは「民主的」に振る舞っているリーダーが多い。そこのギャップが組織不安定の原因となっているように思う(リーダー側の要因)。
他方,聖人君子がいないにもかかわらず,無意識的に,トップには聖人君子を望みすぎるというのが現在の日本だと思う(フォロワー側の要因)。今の日本では,トップがある程度の徳を備えている必要はあると思う。しかし,今日ではその徳に全面的に依拠できない。トップは自らの限界を意識し,また,現場にも意識させることによって,それを補うことが出来るのは現場以外にはあり得ない,そのように理解させることが必要だろう。トップの至らざる所は現場が補う。そのバランスのとれている組織が現代における強い組織ではなかろうか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 立命館理事長に長田氏。2007/01/27, 日本経済新聞 朝刊, 38ページ, 学校法人立命館は二十六日、理事会・評議員会を開き、川本八郎理事長の後任に長田豊臣・前立命館大学長(69)を選んだ。二月一日に就任し、任期は二〇〇八年七月二十日まで。長田氏は一九六二年立命館大卒、七九年教授、文学部長、副学長を経て九九年学長。〇六年十二月に学長を退いていた。 川本氏は理事として新設ポストの相談役を務める。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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